モバイルディスプレイとPCを持って外に出よう! これぞ“どこでもテレワーク”を実践した結果:モバイルディスプレイのすゝめ(2/3 ページ)
作業領域が広がり、テレワークの際に威力を発揮してくれるモバイルディスプレイだが、屋外で使った場合はどうなるのだろうか。
休憩途中のベンチでも素早く作業場を構築/撤収
買い物以外で久しぶりの外出ということもあり、勢いよく家を飛び出してみたが、途中で歩くのに飽きてきてしまった。もともと歩かない生活を送っていたが、外出自粛をしていたために今まで以上に出歩かなくなっせいか、膝が悲鳴を上げはじめる。
ここで無理は禁物だ。老体ゆえ、後々に響く。
幸いにも、自宅から駅への道のりには大小いくつもの公園がある。そのほとんどにベンチが設置されているので、そこで休憩がてら調べ物をすることにした。
脇に置いたモバイルディスプレイを見るために視線の移動距離がかなりあるが、パッと見で内容を把握できる15.6型の大画面なので視線移動の回数は最小限で済み、それほど苦痛は感じない。なお、手前にあるのは2万3000mAhの大容量モバイルバッテリーを入れたケースだ
モバイルディスプレイには、USB Type-Cケーブル1本で接続できるタイプのものが多い。私が愛用している15.6型モバイルディスプレイ「PROMETHEUS(プロメテウス)モニター」も同様で、DisplayPort Alternate Modeに対応したUSB Type-C端子を搭載しているPCであれば、USB Type-C→USB Type-Cケーブルだけで映像や音声の出力に加え、電源供給も行える。
あいにく、常用しているNECパーソナルコンピュータの13.3型モバイルPC「LAVIE Pro Mobile」のUSB Type-C端子はDisplayPort Alternate Modeに対応していないため、HDMI→ミニHDMIケーブルを使って映像と音声を出力する必要がある。
さらに電力を供給しつつ、LAVIE Pro Mobile単体でできないタッチ操作を行うべくUSB Type-C→USB Type-Cケーブルをつなげている。タッチ操作が不要で、ノートPCの電力消費を防ぎたいのであれば、別途用意したモバイルバッテリーから電力を供給すればいい。ここは好みの問題だろう。
30分ほど作業したところ散歩の大汗も引いてきて膝の痛みも治まったところで、広げた“お店”を片付ける。そういえば、小学生時代、休み時間に広げた机の上のものを片付けるのに手間取り、先生から「あらまぁ、お店を広げちゃって」とよく笑われていたっけ、と余計な過去まで思い出してしまった。
でも、今の私は違う。ノートPCをパタンと閉じ、ケーブルを抜いてバックパックにしまうだけで撤収は完了する。広げたお店を片付けられない子どもから、手早く片付けられる大人へとメタモルフォーゼをしたのだ。
40分以上かけてたどり着いたパルテノン多摩
目的地のパルテノン多摩に向けての後半戦は、軽快に歩みを進めることができた。テンポ良く歩いていると、ノートPCとモバイルディスプレイ、大容量モバイルバッテリー、ケーブル類を詰め込んだバックパックの重さも気にならなくなっていた。
京王線と小田急線の多摩センター駅が近づくにつれ、それまで道の左右に点在していた小規模な公園が見られなくなってきた。代わりに立派な家や、個人経営と思しき店舗が目につくようになる。
ようやく階段を昇りきり、温室(多摩市立グリーンライブセンター)を横目に見ながら、息を切らしつつようやくパルテノン多摩の建物を発見。これでしばらく休憩できる。
しかし、どうも様子がおかしい。人の出入りが全くないのだ。「コロナ騒動で、みんな外出を控えているんだろうな」と考え、入り口に進むと何やら張り紙が見えてきた。
最後に、改めて外でモバイルディスプレイを使って分かったことをまとめる。
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