GeForce RTX 3080カードと入れ替わるようにRyzen 9 5950X/5900Xが枯渇:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
今週に入り、枯渇状態だったGeForce RTX 3080搭載グラフィックスカードを、店頭の棚に複数並べるショップが明らかに増えた。その一方で、Ryzen 5000シリーズの価格表には「売り切れ」の札が目立っている。
11月6日に登場したAMDの新CPU「Ryzen 5000」シリーズの好評ぶりは、今週も続いている。しかし、需要に供給が追いついておらず、多くのショップで品切れが目立っている。
Ryzen 5000シリーズ全般、もしかたしたら年明けまで厳しいかも
13日夕方時点で、上位の「Ryzen 9 5950X」と「Ryzen 9 5900X」はどこのショップもほぼ売り切れの状況になっており、「Ryzen 7 5800X」は残っているものの在庫少数というケースが多かった。
また、発売当初は比較的動きが鈍かった「Ryzen 5 5600X」も、今週に入って人気が上昇しており、そこに在庫が追いつかないショップも出ていている。TSUKUMO eX.は「発売前後に出回る海外のレビューは最上位クラスが多くて、5600Xは未知数だったんですね。それが国内レビューでなかなかの結果が出ていて売れ行きにつながっている感じです」という。
このため、Ryzen 5000シリーズは全般的に枯渇に近い状況となっているが、改善の見込みはまだ立っていない様子だ。あるショップは「パラパラと再入荷はされていますが、あくまでパラパラです。いつ、どのモデルがどれだけ入ってくるかは読めないんですよね。もしかたしたら年明けまで厳しいかもしれません」と明かしてくれた。
なお、対応マザーボードの在庫はどこのショップも問題がないようだ。パソコンSHOPアークは「今回はCPUだけを購入して、載せ替える使い方をされる方が多いですね」と語る。他の複数店でも同様の話を聞いた。
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