GeForce RTX 3070カードが好評デビュー! 週末も枯渇にはならなそう:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
NVIDIAのGeForce RTX 3070搭載グラフィックスカードが一斉に売り出され、グラフィックスカード売り場の景色が大きく変わった。売り切れモデルも多数見られたが、「深夜販売イベントでコアな需要は満たせたかも」との声も挙がる。
前回お伝えした通り、10月29日22時にNVIDIAの新GPU「GeForce RTX 3070」を搭載したグラフィックスカードが各社から一斉に売り出された。価格は7万円弱〜9万円弱(税込み、以下同)となる。
RTX 3070もRTX 3090も型番指定じゃなければ買えそうですね
当日に深夜販売イベントを実施したTSUKUMO eX.やドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店などが、各店とも「予想以上に盛り上がりました」と語っていた。
その好評さゆえに、翌金曜日の自作パーツショップの価格表には売り切れの札が目立っていたが、RTX 3080やRTX 3090の発売直後のような枯渇感はない。型番やブランドにこだわらなければ、入手するのは容易な状況といえる。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ASUSTeKやMSI、ギガバイトなどの上位モデルはかなり人気でしたね。RTX 3070は価格の幅が広いですが、高級モデルから順に売り切れている感じです」と話していた。
その状況は、徐々に在庫状況が回復しているRTX 3090カードとちょうど重なる。ドスパラ秋葉原本店は「高価すぎて人を選ぶRTX 3090カードと、初回からそれなりの数が入荷しているRTX 3070カードは、どちらも型番指定でなければ買える感じです。引き続き厳しいのはRTX 3080です。なかなか枯渇状態から抜け出せませんね」という。
別のショップも「RTX 3080に関しては、年明けにならないと潤沢にはならないんじゃないかと思います。コスパを考えても優秀なGPUですし、供給はチョボチョボだし、年末まで取り合いが続くんじゃないでしょうか」とこぼしていた。
続いては、TSUKUMO eX.の大規模セールを見ていこう。
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