Ryzen 5000シリーズ発売前に買い控えとBIOSアップデートの風:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
先週に入り、AMDのRyzen 5000シリーズと対応マザーボードの登場を前に買い控えの空気が広がっているとの話が複数のショップで上がった。週末にはRyzen 5000の発売予告ツイートもみられ、CPU回りも大きく動き出している。
日本では、11月6日に発売が予定されているAMDのRyzen 5000シリーズ。国内での販売価格もリリースされ、対応マザーボードや既存のマザーボードのサポート状況など続々と情報が出てきている。
CPUや対応マザーの売り上げ比率を尋ねて回ると、ここ1年はAMD優勢との答えばかりを聞くようになった。それがここ1〜2週間は様相が変わってきた。
Ryzen 9 5950Xは10万円強――11月6日19時から発売
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は率直に語ってくれた。「Intelもミドルクラスがだいぶお値頃になりましたからね。6コア12スレッドのCore i5-10400Fが1万9000円(税込み、以下同)を切るなど、トータル予算10万円でもなかなかのハイスペックが狙えるようになっています。対するAMDは……まあ、買い控えですね」
Zen 3アーキテクチャに対応した次世代Ryzenがまもなく登場するという情報は、Ryzenプロセッサの上位モデルを目指すユーザーの間で広がっており、既報の通り、現行のRyzen 9の大幅値下がりにも反応はイマイチな状況だ。
対応マザーの動きも止まっており、一部で出回っている例外が次世代に向けてUEFIアップデート済みのモデルだけに人気が集まっていると複数のショップで聞いた。ドスパラ秋葉原本店は「ASRockのAMD 500系マザーの一部モデルだけアップデートされて再入荷されましたね。型番シールに赤マジックで点がついています。分かりにくいですが、知る人ぞ知る感じで売れていますよ」という。
そのような中、TSUKUMO eX.が週末に次世代RyzenことRyzen 5000シリーズの発売予告をツイートした。11月6日(金)19時から、最上位の「Ryzen 9 5950X」(10万6000円強、税込み、以下同)など4モデルを売り出すとのことだ。ある店員さんは「Radeon RX 6000シリーズも年内に間に合うでしょうし、年末にかけていい感じに盛り上がってきました」と意気込んでいた。
続いて、人気のMini-ITXケースをチェックしよう。
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