Ryzen 5000シリーズ発売前に買い控えとBIOSアップデートの風:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
先週に入り、AMDのRyzen 5000シリーズと対応マザーボードの登場を前に買い控えの空気が広がっているとの話が複数のショップで上がった。週末にはRyzen 5000の発売予告ツイートもみられ、CPU回りも大きく動き出している。
PCIe x16 Gen4対応ライザーケーブル付きMini-ITXケースが話題に
PCケースの新製品では、スウェーデンのPCパーツメーカー「LOUQE」のMini-ITXケース「GHOST S1 Mk3」が注目を集めていた。マット調ブラックの「Ash」とシルバー基調の「Limestone」の2色があり、価格は4万4000円弱となる。
サイズが約140(幅)×322(奥行き)×188(高さ)mmのコンパクトなボディーに、2スロット厚までのグラフィックスカードを収納する専用室を設けており、PCIe x16 Gen4対応のライザーケーブルを使ってマザーボードと接続する仕組みを採用している。電源ベイはSFX-L対応で、2.5インチドライブは3基まで積める。
標準ではケースファンを固定するスペースがないが、拡張オプションを上部に追加して高さをプラスすることで、25mm厚の12cmファンを2基加えたり(サイズM)、240mmラジエータータイプの水冷キットを導入したり(サイズL)できるのも特徴だ。サイズMは7500円前後、サイズLは8000円弱となる。
また、CPUクーラーは高さ66mmまで内蔵できるが、Noctuaから専用のカスタムモデル「NH-L12 Ghost S1 Edition」も同時リリースされており、最適化も図れる。こちらの価格は8500円強だ。
入荷したオリオスペックは「普通のMini-ITXケースと比べてもかなりコンパクト寄りですね。GeForce RTX 3070カードあたりを組み込みんでみるのも面白そうです」と評価していた。
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