RTX 3070搭載カードまで刺せるNUCベースの小型BTO対応PCが登場:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
年の瀬にさしかかり、ゲームやマルチメディアが楽しめる小型BTO対応PCが複数登場している。Intel NUCにRTX 3070カードを加えたり、7万円台でRyzen 5搭載モデルを即買いしたりすることも可能だ。
先週は小型BTOモデルの新製品がいくつか注目を集めていた。オリオスペックが提供を始めたのは「NC100 Compact」だ。2020年8月に登場した「Ghost Canyon」こと「Intel NUC 9 Extreme」と同じ基幹パーツ(Compute Element)を組み込んだBTOマシンで、Core i9やGeForce RTX 3070搭載カードなどもオプションで選べるのがポイントだ。
→・まさかのXeon搭載NUC「Intel NUC 9 Pro」はGPUを選べる頼れるヤツだった
GeForce RTX 3070カードも挿せるコンパクトなBTO対応PCが買える
ボディーは、クーラーマスターから12月半ばに登場したIntel NUC 9 Extreme Compute Element対応ケース「MasterCase NC100」を採用する。約128(幅)×370(奥行き)×214(高さ)mmのコンパクトなボディーながら、320mm長までの拡張カードを内蔵可能で、80PLUS GOLD認証の650W SFX電源を積んでいる。
ベース構成は、4コア8スレッドのCore i5-9300H/16GBメモリ/500GB M.2 NVMe SSD/グラフィックスカードなし/OSなしで価格は13万6400円(税込み、以下同)だ。CPUを8コア16スレッドのCore i9-9980HK、メモリを64GB、SSDを2TB+2TBにして、グラフィックスカードにGeForce RTX 3070、OSにWindows 10 Proを選んだ最強構成では41万4040円となる。専用サイトで各パーツをカスタムしてオーダーできる。
Intel NUCは、通常の超小型ボディーとゲーミング仕様のExtremeタイプで需要がはっきり分かれているという。同店で最近伸びているのは後者だ。「NC100 Compactはさらに拡張できるので、ハイスペック志向の人に好まれるんじゃないかなと思いますね」という。
11月末には「ROG Z11」や「SUGO 15」など、ハイスペック構成が目指せるMini-ITXケースが登場して注目を集めるなど、小型ハイエンドの人気は高まっている。その選択肢の1つになりそうだ。
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