ハイエンドグラフィックスカードの売れ筋に次世代GeForceの影:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
MSIのRadeon RX 5700 XTカードなど、先週もハイエンドグラフィックスカードが店頭に登場している。このクラスで「様子見の空気が漂い始めてきた」と語るショップが一部で見られるようになってきた。
グラフィックスカードを挿せるゲーミングNUCが登場!
ハイエンド系では、Intelから小型ベアボーンブランド「NUC」(Next Unit of Computing)のゲーミングタイプに新世代シリーズが登場している。「Ghost Canyon」の開発コード名が付けられた「Intel NUC 9 Extreme」シリーズで、このうち4コア8スレッドのCore i5-9300Hを搭載した「NUC9i5QNX」が11万円前後で店頭に並んだ。
Intel NUC 9 Extremeは、モジュール式の「Compute Element」を内蔵可能で、203.2mm長までのPCIe x16カードが2枚挿せる(うち1基はx4接続)拡張性を備えている。8ピン(6+2ピン)と6ピンの補助電源コネクタも用意し、定格500Wまで対応する電源ユニットを内蔵しているのも特徴だ。ボディーサイズは約216(幅)×238(奥行き)×96(高さ)mmとなる。
入荷したオリオスペックは「同じシリーズにCore i9やi7搭載のモデルも控えていますが、価格的に上位の『Intel NUC 9 Pro』シリーズに近くなるので、とりあえずはコスパ的に引きがありそうなNUC9i5QNXだけ取り扱おうかなと。反響はこれからみていく感じですね」と話していた。
その他、Intel系ではASUSTeKからCEBフォームファクターのIntel X299搭載マザーボード「Pro WS X299 SAGE II」も9万円前後で登場している。PCIe x16(Gen3)スロットを7本備えるのが特徴だ。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「内部に制御スイッチが入っていて、シングルCPUでもx16レーンが4本同時に出せるんですよね。グラフィックスカードとキャプチャカードをそれぞれ2枚挿しするとか。普通だったらデュアルXeonを使わないとできない構成が実現できます」と解説する。
続いて、1万円ちょっとで買えるCPUの新モデルをチェックしよう。
関連記事
- まさかのXeon搭載NUC「Intel NUC 9 Pro」はGPUを選べる頼れるヤツだった
Intelが、超小型PC「NUC」(Next Unit of Computing)の次なる道を提示したGhost Canyonの開発コード名で知られる「Intel NUC 9 Pro Kit」を発表したのはCES 2020だった。今回はその評価機をチェックした。 - 抽象アートのマウスパッド「GP4 LARGE」が好評
Xtrfyから、抽象アートをデザインしたマウスパッドが登場して話題を集めている。また、水冷ヒートシンクを標準搭載したM.2 NVMe SSDもTeamから登場。PC回りの表現力が増していく……! - 第3世代Ryzen向けの廉価系「A520マザー」が続々登場!
先週末のマザーボード売り場では、1万円前後の値がついたA520マザーが目立っていた。第3世代Ryzenマシンがより安価に組めるとあって、新たなニーズが呼び起こされそうだ。 - 6TB HDDが1万円切り&ゲーム用1TB microSDXCが2.5万円!
夏休みモードが続くアキバは、大容量HDDやSSDの特価が目立っている。その中で、大容量microSDXCカードの新製品も注目を集めている。 - 完成品が欲しくなる! ROG StrixとPhantom GamingのPCケースがお盆に登場
お盆シーズンのアキバでは、有力なゲーミングPCパーツブランドに属するケースが店頭に複数並んだ。また、1000円で買える光るファンなどPCを飾る新たな選択肢が続々と入荷している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.