11度の傾斜でマザーボードを搭載するMini-ITXケース「ROG Z11」が登場!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
Mini-ITXケースでハイエンドパーツを組み込むニーズが増している中で、ROGブランドからモンスター仕様のケースが登場した。また、「初音ミクNT」の発売も始まっている。
GeForce RTX 30シリーズが登場して以来、ハイスペックな最新GPUが組み込めるMini-ITXケースを求める動きもじわじわ高まっている。そのような中、ASUS JAPANから決定版的なモデルが登場した。「ROG Z11」で、価格は4万円弱だ(税込み、以下同)。
ハイエンドITX欲を刺激する「ROG Z11」や「SUGO 15」が登場
マザーボードステーが前方から後方に11度せり上がるような立体構造となっており、マザーボード背面に空気の流れをもたらし、ケーブル配線の自由度を高めているのが特徴だ。最長320mmのグラフィックスカードが装着できる他、160mm長までのATX/SFX電源や240mm長のラジエーターも組み込める。ボディーサイズは約194(幅)×386(奥行き)×531(高さ)mmで、横置きと縦置きに両対応する。
入荷したオリオスペックは「microATXケースでも通用するようなサイズ感ですよね。それをMini-ITX/DTXにあえて限定したところに面白みがあるかなと思います。グラフィックスカードのスペースも十分にありますし、GeForce RTX 30シリーズを搭載する際の自由度も比較的高そうです」と評価する。
GeForce RTX 30シリーズを組み込むなら、3スロット厚の空きは必要最低条件ともいわれるが、条件を満たす既存モデル「SUGO14 SST-SG14」(1万3000円弱)のバリエーションモデルがSilverStoneから登場している。「SUGO 15」で、価格は2万7000円強だ。
天面と底面、左右のパネルが着脱でき、マグネット式のナイロン製防じんフィルターが3枚付属する。高い通気性を確保できるのがメリットだ。330mm長のグラフィックスカードや150mm長までのATX電源が組み込める。サイズは約325(幅)×465(奥行き)×465(高さ)mmだ。
TSUKUMO eX.は「Mini-ITXケースでハイエンドを目指すなら、電源と排熱が鍵を握ります。現在はクーラーマスターの『MasterBox NR200P』(1万3000円強)が定番ですが、排熱性という点でSUGO 15が存在感を出してくれたら面白いですね」と話していた。
続いて、初音ミクの新作を見ていく。
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