大物新製品ラッシュと新型コロナに揺れる自作PC街:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
Ryzen 5000シリーズに続いて、AMDからRadeon RX 6000シリーズも登場し、自作パーツ市場は大いに盛り上がっているが、新型コロナ感染の波も大きくなっている。そのとき、街の様子は――?
新型コロナウイルスについて、国内の感染者数が2日連続で過去最多を記録した11月19日、東京都は警戒レベルを最高水準のレベル4に引き上げた。その翌日のアキバの往来はこれまでと変わらず、さまざまな店舗の呼び込みの声も多く聞こえた。自作PCパーツショップも「来店者の変化はまだ感じていない」というコメントが大半だった。その上で、楽観の声は聞かない。
まだ変化はないけれど、ある程度は覚悟しています
あるショップは「4〜5月ほどの空気感にまでにはいかないと思いますが、やっぱり不要不急の外出を控える動きは強まるでしょうね。今週の3連休も普段の3連休より気持ち寂しい感じになるのは覚悟しています」と話していた。
空気感としては、2020年2〜3月頃のじわじわと新型コロナウイルスの危機が増してきた際に近いとのコメントもあった。ただし、“未曽有感”の濃さは当時と明確に異なる。
別のショップは「来店時のマスク着用や消毒液などは皆さんもう慣れていますからね。不要不急時の買い物の仕方も。そういう意味で混乱はなさそうです。イベントがやりづらくなったり、周囲の飲食店の営業終了が早まって人波の引きが早くなったりというのはあるでしょう。マイナス分がある程度予想できるのはいいですね」と前向きだ。
他ジャンルのショップを見回しても、今のところ新たな対策に乗り出すといった目立った動きは見られない。街にいる側も、来る側も慣れているゆえの落ち着いた緊張感がかすかに流れている程度だ。
ただ、イベントについては週末の実施を中止する動きも既に出ている。
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