前世代から大型化! デスクトップPC向け「第12世代Coreプロセッサ」外観レビュー
Intelが「Alder Lake」のコード名で開発を進めていた「第12世代Coreプロセッサ」が正式に発表された。第1弾はアンロック対応のハイエンドデスクトップPC向け製品だが、第11世代製品と比べると少し“大型化”している。ベンチマークレビューをする前に、まず外観をチェックしてみよう。
既報の通り、Intelは10月27日(米国太平洋時間)、「第12世代Coreプロセッサ」(開発コード名:Alder Lake)を正式に発表した。第1弾はアンロックに対応するハイエンドデスクトップPC向け製品(Alder Lake-S)で、11月4日(同)から順次出荷が始まる予定だ。一般的なデスクトップPC用とモバイル(ノートPC)用は2022年前半に改めて発表する見通しだという。
第12世代Coreプロセッサのリリースに伴い、同社は一部のメディアやレビュアーを対象に最上位製品である「Core i9-12900K」と、(今回発表された製品の中では)メインストリーム製品となる「Core i5-12600K」の先行レビューキットを提供している。具体的なレビュー記事は後日に譲るとして、この記事ではレビューキットとCPU本体の外観をチェックしていく。
2種類の「Alder Lake」の写真が印刷されたプレート
レビューキットは、少し大きめの箱で届けられた。外装保護用の薄めの箱を開けると、しっかりとした箱が姿を見せる。
箱を開けると、ふたの部分の裏側に「Bulit for the next generation of gaming(次世代のゲーミングのために作られた)」というキャッチコピーが書かれている。今回の新製品はアンロック対応ということもあり、やはりゲーミング用途を強く意識しているようだ。
そして箱の内側に視線を落とすと、1枚のプレートが目に入る。恐らく第12世代Coreプロセッサのダイを拡大したものだろう。今回の新製品は、Intelの新しいプロセスデザイン「Intel 7」を初めて採用したものだ。それをアピールしたいのだろう。
このプレートを裏返すと、モノクロの風景写真が印刷されている。これは米ワシントン州にある「Alder Lake(オルダー湖)」の写真である。1枚に2種類の「Alder Lake」が印刷されているという、ある意味で“しゃれ”の効いたプレートだ。
このプレートを取り外すと、プレートを立てておくためのバースタンドが入っている。部屋のインテリアとして飾っておけるという寸法のようだ。
先代よりも大きくなった第12世代Coreプロセッサ
このプレートをホールドしているボール紙を外すと、いよいよCPUの入っている小箱が姿を現す。このギミックは、先代(開発コード名:Rocket Lake-S)のレビューキットと同じだ。
小箱の中には、そのロゴに合致したCPUが入っている。後で見比べてほしいのだが、CPUのサイズは確実に先代よりも大きくなっている。それに伴い、対応するCPUソケットは「LGA 1700」に変更されている。第12世代Coreプロセッサで自作PCを組み立てようと考えている人は、マザーボードの買い換えが必須となる。
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