連載
2022年後半にやってくるWindows 11の機能あれこれ:Windowsフロントライン(2/2 ページ)
最近のWindows Insider Programでユーザーに提供されている新機能から、今後のWindows 11の展開を見ていく。
タブレット向けの機能強化は続く
先ほど、スタートメニューを含むシステム操作面でのタッチジェスチャーに改良が加えられているという話をしたが、これ以外にも続々とタブレット利用を想定した機能強化が行われるようだ。
2月にDev Channel向けに配信が行われた2つめの最新ビルド「Build 22563」では、主にタブレット向けの新機能にフォーカスしている。
タブレットモードで、タスクバーやスタートメニュー回りのUIが変化する現象はWindows 10でもあったが、今回のはさらに見た目上の変化が大きい。
advertisement
画面を見比べると一目瞭然だが、タスクバーの領域が一気に拡大する。以前まではタッチミスがないようにアイコンの間隔を広げるなどの対応が中心だったが、明確にアイコンのサイズが拡大する。
もともとスケールを拡大して利用している人もいるので、どのような形で効果が表れるのかは実際にいろいろ検証してみる必要があるが、Windows 10時代と比べてより高解像度のディスプレイが一般的になりつつある状況を考えれば、こうしたギミックが重要になるのかもしれない。
もう1つはウィジェットのレイアウトに関するもので、ウィジェットとニュースフィードの境をなくし、よりコンテンツを圧縮表示可能になっている。これを見る限り、MicrosoftのWindows開発チームはよほど「Live Tile」的な仕組みが好きなように思えるが、今後も少しずつ改良を加えて製品版に反映されることになるのだろう。
関連記事
Windows 11、最新のDev版で気になる仕様変更 「Pro」でもMicrosoftアカウントが必要に
米Microsoftは2月16日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview Build 22557」をWindows Insider ProgramのDevチャネルに向けて公開した。MicrosoftがWindows 11「Build 22563」をDevチャネルに公開 動的ウィジェットなど数種の新機能追加
米Microsoftは、「Windows 11 Insider Preview Build 22563」をWindows Insider ProgramのDevチャネルに向けて公開した。Windows 11の“シェア”の実際と今後取り込まれる“うわさ”の機能
Windows 11が正式にリリースされてから4カ月近くが経過した。Windows 11のシェがどこまで広がっているのだろうか。AdDuplexのデータを見ていこう。Windows 11の新しい機能アップデート方式と刷新されたWindows Insider Program
公式のWindows Blogで、Windows Insider Programの今後についての投稿があった。そこから見えてきたこと、考えられることをまとめた。MicrosoftがWindows Insider Programを一新、Devチャネルはより実験色が強く
米Microsoftが、2022年のWindows Insider Programの運用方針を明らかにした。従来と同じDev/Beta/Release Previewの3チャネル体制は維持しながら、Devチャネルをより実験色が強い内容にするという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.