Steamが「Chrome OS」に対応 一部のChromebook向けに間もなくα版を提供
Valveが運営するゲーム配信サービス「Steam(スチーム)」が、Googleが開発する「Chrome OS」に対応することが判明した。Devチャネルに参加している一部のChromebookを対象に、間もなくα版の提供を開始するという。
Valveが提供するゲーム配信サービス「Steam(スチーム)」が、Chrome OSをサポートするための準備を進めていることが分かった。間もなく、一部のChromebook(Chrome OS搭載ノートPC)向けにα(アルファ)版のプログラムが提供される予定だ。
Chrome OS版Steamの開発は、Googleが3月15日(米国太平洋時間)に開催したオンラインイベント「Google for Games Developer Summit 2022」における基調講演で明らかとなった。Chrome OSにおけるゲーミング環境の拡充の一環として、GoogleがValveに協力することで実現するという。
この基調講演では、「(Chrome OS版Steamに関する)詳しいことはChromebookのコミュニティサイトで公開する」としており、3月18日時点で「Steam to Chrome OS(SteamがChrome OSにやってくる)」という公式投稿がなされている。日本語の投稿はないため、原文(英語)を訳すと以下の通りとなる。
既にご存じかと思いますが、私たちのチームはChrome OSにSteamを導入すべくValveと共同で作業を行っています。私たちは、幾つかのChromebook向けにDev(開発者)チャネルにおいてαクオリティのChrome OS版Steamを間もなく公開できることをお知らせできてうれしいです。詳細は、このフォーラムでまた確認してください。
ということで、αテストの対象となるChromebookのモデルや具体的な動作要件はまだ公開されていない。続報を待とう。
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