エプソンが東京・赤坂にショールームを新設 東京・丸の内のショールームもリニューアル なぜ2拠点体制に?:テーマは「共創」(2/2 ページ)
セイコーエプソンとエプソン販売が、東京都千代田区にあるショールームをリニューアルした上で、東京都千代田区にも新たなショールームを立ち上げた。このご時世で、あえてリアルなショールームに注力したのはなぜなのだろうか。
インクジェットプリンタでビジネスにクリエイティビティを
先述の通り、エプソンスクエア丸の内にはエプソンの業務用製品のデモンストレーションコーナーが設置されている。しかし、スペースの都合から業務用/産業用の大判プリンタは、ごく一部(水性プリンタ)の展示にとどまっている。
エプソンでは数多くの業務用/産業用プリンタを製品化しているが、それらをまとめて試したり、その“成果物”を確認したりできる拠点は限られる。具体的には、長野県富士見町にある「ソリューションセンター」まで出向く必要があった。しかし、このご時世では、試用や商談のために遠出するのが難しいケースもある。
東京近郊で業務用/産業用プリンタを一挙に体験できる拠点を――そのために新たに作られたショールームが、エプソンクリエイティブスクエア赤坂である。このショールームでは、捺染(なっせん)系/プルーフ系の大判プリンタや、業務用写真/プリントシステムがまとめて展示されている。
クリエイティブスクエア赤坂は原則として予約訪問制を取っており、公式Webサイトから予約すると、プリンタのデモンストレーションを見たり、プリンタを含む印刷機材に関する相談をしたりできる。展示されている機材を有料で借りて印刷できる「クリエイティブサービス」も提供している。
このショールームは、先述のソリューションセンターとネットワークでつながっており、相談や作業の内容によってはソリューションセンターにいるスタッフとも“コラボレーション”できる。
なお、このショールームには展示されているプリンタによる成果物や、他のエプソン製品と組み合わせた効果的なサイン/ディスプレイシステムも展示されている。天井ルーバーや壁面の印字も“成果物”だという。内装は環境配慮型の建材を多用していることも特徴だ。
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