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PFU、読み取り精度を大幅向上した業務用OCRソフト最新版「DynaEye 11」を発表
PFUは、同社製業務用OCRソフト「DynaEye」の最新版「DynaEye 11」を発表した。
PFUは5月11日、同社製業務用OCRソフト「DynaEye」の最新版「DynaEye 11」を発表、7月8日に販売を開始する。初期ライセンス価格は下位の「DynaEye 11 Entry」が100万8000円、上位の「DynaEye 11 Entry AI-OCR」が201万6000円、OCR結果の確認/修正などが可能な連携ソフトの「DynaEye 11 Entry マルチステーション」が48万円だ(継続ライセンス価格はそれぞれ16万8000円/年、33万6000円/年、8万円/年。価格はいずれも税別)。
今回のバージョンアップでは、AI-OCR機能の読み取り精度を大幅に向上し認識精度を従来の96.1%から99.2%にまで高めているのが特徴。従来は認識が困難だった“枠外にはみ出た文字”や斜めに傾いた記入、書き損じによる取り消し線などがあっても高精度な認識を実現できる。
この他、ユーザーインタフェースもあわせて改善。OCR定義画面を刷新し、画面上のガイドに従うだけで直感的なOCRの定義作成を行うことできる。
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また従来はOCR機能とOCRの確認/修正機能をセットで提供してきたが、今回のバージョンからは確認/修正機能のみを切り出したライセンスとなる「Entryマルチステーション」も新たに提供する。これにより、OCR処理とは別のPCを用いた確認/修正作業を行うことが可能で、複数名で分散して作業の効率化を図れるとしている。
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