レビュー

ユニバーサルフォント採用でWindows 11となった新型「DAIV 5P」をキャンプに持ち出す! 心身共にリフレッシュして分かったこと(2/3 ページ)

マウスコンピューターのクリエイター向けノートPC「DAIV 5P」が、Windows 11を採用し、キーボードの刻印をユニバーサルフォントに切り替えた。新モデルを外に持ち出して利用してみた。

必要十分なインタフェースを装備 ACアダプターも軽量化

 液晶ディスプレイは15.6型で、画面解像度は1920×1080ピクセルとなる。ノングレア処理が施され、画面への写りこみを防いでくれる。視野角は上下/左右とも約170度と広く、色域はインターネットコンテンツの標準となるsRGB比で約100%をカバーする。


フルHD表示に対応した15.6型のノングレア液晶ディスプレイを採用する

 ボディーサイズは約355.5(幅)×236.7(奥行き)×20.6(厚さ)mm、重量は約1.73kgだ。バッテリー駆動時間も公称で約9時間(JEITAバッテリ時間測定法Ver.2.0)と実用的な時間を確保している。


150W仕様のACアダプターは大柄だが、従来の実測647gから同570gと軽くなった。USB Power Deliveryには対応しない

 インタフェースは、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)に対応したType-C端子を背面に、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子を2基、左側面にUSB 3.2 Gen 2のType-A端子を1基搭載し、USBは合計4基使える。USB Type-C端子はディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応し、HDMI出力端子の他に、microSDメモリーカードスロットも用意する。

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 通信機能は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2を標準で装備する。また背面に一般的な1000BASE-Tより高速な2.5GBASE-T対応の有線LANを備える。


前面にRGB LEDで光るライトバーを内蔵している

背面に廃校の他、DC入力、2.5GbE対応の有線LAN、HDMI出力、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode対応)の各端子が並ぶ

左側面にUSB 3.2 Gen 2対応のType-A端子、ヘッドフォン、マイク端子が並ぶ。盗難防止ワイヤーを取り付けるためのセキュリティロック・スロットも用意する

右側面には、USB 3.2 Gen 1対応のType-A端子を2基、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)がある

 画面上部に約100万画素のWebカメラと、Windows Hello対応の顔認証カメラ、デュアルアレイマイクを内蔵している。一度登録を済ませれば、セキュリティをしっかり確保しつつ、カメラに顔を向けるだけでスピーディーなログインが可能だ。


液晶ディスプレイは約145度まで開く

ベンチマークテストでも好成績を維持

 次に、ベンチマークテストでDAIV 5Pの実力を見ていこう。

 まずはPCの総合的なベンチマークテストとなる「PCMark 10」の結果からだ。設定についてはユーティリティーの「Control Center」で「パフォーマンスモード」に設定し、「ターボモード」を有効にして測定している。

 システムの総合的な性能を測るPCMark 10の値はWindows 10モデルともほぼ変わらず、高いスコアをとなっている。Microsoft Officeと、Webブラウザの「Edge」を使った際の性能を測るPCMark 10 Applicationsも、かなり良好な値となっており、DAIVの実力を示したという所だ。

 CINEBENCH R23のスコアも、第11世代Coreプロセッサの優秀さを示している。


PCMark 10のテスト結果

PCMark 10 Applicationsのテスト結果

CINEBENCH R23のテスト結果

 バッテリーの駆動時間を測定するPCMark 10/Battery Lifeだが、パフォーマンスモードでModern Officeについて測定したところ、4時間40分となった(バッテリー残量は6%)。これは画面輝度を最高にしたためで、より輝度を落として動作モードをバランスなどに変更すれば、さらなる駆動時間の延長も行える。


PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。動作モードや画面輝度を変更すれば、7時間近い動作も可能だろう

Battery reportの結果。バッテリー容量は約62Whで前モデルと同じだった

 外部GPUにGeForce RTX 3050を搭載する本製品は、グラフィックスの性能も良好だ。3DMarkのTime SpyとFire Strikeについてテストした結果が以下の画面で、PCMark 10と同じくターボモードを有効にして行っている。

 スコアはFire StrikeではWindows 10モデルよりもよい値、Time Spyは若干低い値となっているが、Time Spyについてはおおむね誤差の範囲と言ってよく、いずれも良い結果となっている。

 実際のクリエイティブアプリでもGPUは活用されており、RAW現像や動画のエンコードの際にも威力を発揮してくれる。


Time Spyのテスト結果

Fire Strikeのテスト結果

Fire Strike Extremeのテスト結果

 最後に、パワフルな性能を備えた本製品のユニークな使い方を試してみた。

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