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潤沢なGeForce RTX 4080の横でRTX 4090の枯渇傾向が進む:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
GeForce RTX 4090搭載グラフィックスカードの在庫が、先週に増して枯渇気味となっている。RTX 4080搭載カードの在庫は潤沢だが、価格の変動は今のところ見られない。そして、最新のNASに見る世相の動きもお伝えしよう。
先行の4ベイよりも高値で2ベイモデルが登場――世相を映す逆転現象
QNAPの新しいNASキット「TS-264-8G」も価格面で話題になっている。Celeron N5095(またはCeleron N5105)を搭載した2ベイタイプで、メモリはDDR4 SO-DIMMを8GB積んでいる。入荷したオリオスペックの価格は8万5800円(税込み、以下同様)だ。
一方で、2022年5月に登場した4ベイタイプ「TS-464-4G」の価格は現在8万2800円となっている。標準で搭載しているメモリの容量が2ベイタイプの半分の4GBであることと、発売から半年経って価格が初回の9万2800円から落ち着いてきたことなどが背景にあるようだ。
同店は「4ベイのときも材料費や輸送費の高騰などで価格が激しく動いていましたが、今回の2ベイも円安などの動きもあって元値レベルで上がっていますね。新製品なので価格のいじりようもなく、不思議な並びになっています」と説明し、「ある意味、世相を反映した価格かもしれませんね」とため息交じりにこぼしていた。
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