MSIが「GeForce RTX 40 Laptop」搭載ゲーミングノートPCを発表 クリエイターを意識したモデルも:CES 2023
MSIが、NVIDIAの最新GPUとIntelの最新CPUを搭載するゲーミングノートPCを投入する。クリエイターの利用を意識して、スタイリッシュなボディーを備えるモデルも用意したという。
MSIは1月5日(台湾時間)、CES 2023に合わせて新型ノートPCを発表した。NVIDIA製GPU「GeForce RTX 40 Laptopシリーズ」を搭載するゲーミングモデルが多めだが、処理パフォーマンスを重視するクリエイターや研究者を意識したモデルや、スリムなモバイルモデルも用意されている。この記事では、主要な新製品を紹介する。
なお、新製品の日本における展開は未定だ。
Stealth 14 Studio
「Stealth 14 Studio」は14型のゲーミングノートPCで、名前の通りクリエイターの利用も意識したモデルとなっている。マグネシウム/アルミニウム合金を採用したボディーと「MSIベイパーチャンバー」を中心とする放熱ソリューションによって、薄型/軽量と高パフォーマンスの維持を両立したことが特徴だ。
CPUは第13世代のCore i7-13700Hを搭載し、外部GPUはモデルによってGeForce RTX 4050 Laptop、GeForce RTX 4060 Laptop、GeForce RTX 4070 Laptopのいずれかとなる。メモリはDDR5規格のSO-DIMMで、最大で64GB(32GB×2)まで搭載できる。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDとなる。
ディスプレイは「IPS相当」の14型液晶(アスペクト比16:10)で、モデルによって以下のいずれかのパネルを搭載している。
- 1920×1200ピクセル、最大165Hz駆動、sRGB 100%カバー
- 2560×1600ピクセル、最大240Hz駆動、DCI-P3 100%カバー
WebカメラはHD(1280×720ピクセル)撮影と顔認証に対応し、物理的なシャッター用意している。
ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 2 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を備えている。Thunderbolt 4端子とUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートする。
ボディーサイズは約315(幅)×246(奥行き)×19(厚さ)mmで、重量は約1.7kgとなる。
Stealth 16 Studio
「Stealth 16 Studio」は16型のゲーミングノートPCで、先に紹介したStealth 14 Studioの上位モデルという位置付けとなる。
CPUは第13世代CoreプロセッサのHシリーズを搭載し、外部GPUはモデルによってGeForce RTX 4060 Laptop、GeForce RTX 4070 Laptopのいずれかとなる。メモリはDDR5規格のSO-DIMMで、最大で64GB(32GB×2)まで搭載できる。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDとなる。
ディスプレイは「IPS相当」の16型液晶(アスペクト比16:10)で、モデルによって以下のいずれかのパネルを搭載している。
- 2560×1600ピクセル、最大240Hz駆動、DCI-P3 100%カバー
- 3840×2400ピクセル、最大120Hz駆動、DCI-P3 100%カバー
WebカメラはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応し、物理的なシャッターを用意する。
ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 2 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子、有線LAN端子(2.5GBASE-T)と、microSDメモリーカードスロットとイヤフォン/マイクコンボ端子を備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートする。
ボディーサイズは約355.8(幅)×259.7(奥行き)×19.95~21.55(厚さ)mmで、重量は約1.7kgとなる。
Raider GE78 HX
「Raider GE78 HX」は17型のゲーミングノートPCで、MSIにおけるハイエンドモデルの一翼を担う「Raider GEシリーズ」の最新モデルとなる。今回の新モデルでは、ボディーデザインと冷却機構の設計を一新し、より高いパフォーマンスを発揮できるようになったという。
CPUは第13世代CoreプロセッサのHXシリーズを採用し、独立GPUはGeForce RTX 40 Laptopを搭載しており、最上位構成では「Core i9-13980HX×GeForce RTX 4090 Laptop」という組み合わせとなる。
メモリはDDR5規格のSO-DIMMで、最大で64GB(32GB×2)まで搭載できる。ストレージはPCI Express 5.0規格または同4.0規格のM.2 SSDを備える。
ディスプレイは「IPS相当」の17型液晶で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
- 2560×1600ピクセル、最大240Hz駆動、DCI-P3 100%カバー
- 3840×2400ピクセル、最大120Hz駆動、DCI-P3 100%カバー
WebカメラはフルHD撮影と顔認証に対応する。
ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子、イヤフォン/マイクコンボ端子、有線LAN端子(2.5GBASE-T)とSDメモリーカードスロット(SD Express対応)を備えている。Thunderbolt 4端子とUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子(1基のみ)は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートする。
ボディーサイズは約380.3(幅)×298(奥行き)×22.9~28.8(厚さ)mmで、重量は約3kgとなる。
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