連載

音質が向上し温度センサー内蔵! 大幅に進化した「Echo Dot(第5世代)」を使ってみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、バージョンアップした「第5世代Echo Dot」を試した。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Amazonからスマートスピーカー「Echo Dot」シリーズのニューモデル(第5世代)が発表された。外見こそ従来モデル(第4世代)とそっくりだが、音質が向上した他、温度センサーを搭載するなど、数々の改良が施されている。メーカーから製品を借用したので、試用レポートをお送りする。


Amazonの「Echo Dot(第5世代)」。今回試用したカラーの「ディープシーブルー」に加え、チャコールとグレーシャーホワイトがある

まずは外観の違いをチェック

 Echo Dotシリーズは、これまでモデルチェンジのたびにデザインが大きく変化してきた。第2世代と第3世代は平たいデザインだったが、そのデザインは大きく異なっており、さらに第4世代では球形デザインを採用するなど、同じEcho Dotという名称ながらデザインががらりと刷新されて驚かされたものだ。

 今回の第5世代モデルは、第4世代モデルと同じく球形デザインを継承しており、外観はほぼ見分けがつかない。では一体どこが違うのかというと、外見から分かる変化が1カ所、外見から分からない変化が(主に)3カ所ある。それぞれについて見ていこう。

advertisement

 外見上の大きな変化としては、背面のイヤフォン端子が省かれたことが挙げられる。従来モデルは有線イヤフォンやヘッドフォンを接続できる3.5mm端子が用意されていたが、本製品ではこれが省かれ、充電端子だけというシンプルな仕様に改められている。あまり大きな影響はない……と個人的には思うのだが、痛手という人もいるだろう。


球状のボディーやサイズなどは従来と全く同じで、青く点灯するLEDなどの意匠ももちろんそのままだ。具体的なサイズは約100(幅)×100(奥行き)×89(高さ)mm、重量は約304gとなる

従来モデルでは背面ポートの隣にあったイヤフォン端子が本製品では省かれた

上部に音量調整、アクションボタン、マイクオフボタンを備える

ACアダプターは従来と共通だ

Googleの小型スマートスピーカー「Google Nest mini」(右)との比較。表面素材は似ているが、高さはかなり違う

セットアップ手順。Alexaアプリを起動すると案内が表示され(左)、Wi-Fiが自動検出される(中央)。Amazonにパスワードを保存しておけば自動的に接続が行われる(右)

接続完了。既に他のEchoがある環境ならば手動入力の必要は全くない(左)。上面タップにまつわるチュートリアルが表示される(中央)。設置先の部屋を選択すればセットアップは終了だ(右)

設定画面。従来モデルとほぼ同じだが、「温度センサー」が新たに追加されている(中央)

 次に内部の変更点を見ていこう。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.