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「Ryzen Z1プロセッサ」登場 ポータブルゲーミングPCに最適化 搭載第1弾は「ROG Ally」
AMDがポータブルゲーミングPCに最適化したAPUを投入する。ASUSが既に発表済みのポータブルゲーミングPC「ROG Ally」への採用が決まっており、搭載製品は同モデルの発売を皮切りに順次登場する見通しだ。【更新】
AMDは4月25日(米国太平洋時間)、ハンドヘルド(ポータブル)ゲーミングPC向けAPU「Ryzen Z1プロセッサ」を発表した。搭載製品の第1弾はASUSTeK Computer(ASUS)の「ROG Ally」で、同モデルの詳細は5月11日(同)に公開される見通しだ。
【更新:5月12日13時45分】詳細な情報の公開と修正を受けて、APUのスペックの一部を更新しました
Ryzen Z1プロセッサの概要
Ryzen Z1プロセッサは、Zen 4アーキテクチャのCPUコアとRDNA 3アーキテクチャのGPUコアを統合したAPU(GPU統合型CPU)だ。バッテリー駆動時間と処理パフォーマンスの両立を重視したといい、「Radeon Super Resolution(RSR) 2」「Radeon Chill」「Radeon Image Sharpening(RIS) 3」「AMD Link」といったRadeon GPUが対応する主要なゲーミング機能も利用できる。
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メインメモリはLPDDR5規格またはLPDDR5X規格に対応しており、USB4デバイスの接続もサポートする。
Ryzen Z1プロセッサのラインアップは「Ryzen Z1」と「Ryzen Z1 Extreme」の2種類で、主要なスペックは以下の通りとなっている。
- Ryzen Z1
- CPUコア:6コア12スレッド(3.2GHz~4.9GHz)
- L2キャッシュ:6MB
- L3キャッシュ:16MB
- GPUコア:4基(RDNA 3ベース)
- TDP(熱設計電力):9~30W
- Ryzen Z1 Extreme
- CPUコア:8コア16スレッド(3.3GHz~5.1GHz)
- L2キャッシュ:8MB
- L3キャッシュ:16MB
- GPUコア:12基(RDNA 3ベース)
- TDP(熱設計電力):9~30W
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