レビュー

Meta Quest Proをハイブリッドワークで使って見る(前編)(1/3 ページ)

Meta(旧Facebook)のVRヘッドセット最新モデル「Meta Quest Pro」。「Meta Quest 2」の上位モデルとなるが、まずは実機を細かくチェックした。

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 Meta(旧Facebook)のVRヘッドセットといえば、「Meta Quest 2」がおなじみだが、その上位モデルとして2022年10月に登場したのが「Meta Quest Pro」だ。発売当初は22万6800円(税込み、以下同様)だった価格も、3月の改訂で15万9500円とグッと下がり、販路も大手ECサイトなどに拡充し、より身近な存在になった。

 ここでは、その概要とハイブリッドワークに適した新たなデバイスとしての可能性を探ってみよう。前編では生まれ変わったMeta Quest Proを見ていく。


「Meta Quest Pro」のパッケージ。ストレージの容量は256GBで、梱包(こんぽう)材を含めて紙製となっている

グッと高級感を増したボディー

 Meta Quest Proはスタンドアローン型のVRヘッドマウントディスプレイで、SocはSnapdragon XR2+、メモリは12GB、ストレージは256GBを搭載する。従来のホワイトカラーからブラックベースになり、シュッとした外観になった。

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 ストラップを最も短くした場合のボディーサイズは約196(幅)×265(奥行き)×127(高さ) mm、重量は約722g(実測値は717g)と、Meta Quest 2の約191.5(幅)×295.5(奥行き)×102(高さ) mm、重量は約503gに比べてやや重くなったが、やぼったさはなくなり、デバイスとしての高級感はグッと増した印象だ。

 また、無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2をサポートする。


ブラック基調に一新した外観。インサイドアウト方式の6DoF(Degrees of Freedom)はMeta Quest 2と同様だ

左側面から見たところ。こちら側に充電用のUSB Type-C端子とカメラがある

右側面から見たところ。こちらにもカメラとスピーカー用のケーブルがある

ヘッドセットの長さ調整は、背面にある「フィット調整ダイヤル」で行う

ヘッドレストアは柔らかいシリコン素材だ。内蔵バッテリーはこちら側にあり、着脱は行えない

上部から見たところ。全面のダイヤルは「アイリーフ調整ダイヤル」で、目とレンズの距離を調整できる

下部から見たところ。前面部分のクッションもシリコン素材を使っており、アイリーフ調整ダイヤルにより前後に移動する

ボディー左側(装着時は右側)に音量調整ボタンと3.5mmのイヤフォン端子がある

ボディー右側(装着時は左側)に電源ボタンと3.5mmのイヤフォン端子、USB Type-C端子がある。充電しながら動作は可能だ

ヘッドセットの実測重量は717gと公称値より軽かった
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