レビュー

猫を温泉に入れたい──日本語に対応したAdobeのコンテンツ生成AI「Firefly」を試してみた(3/3 ページ)

Fireflyはこれまでは英語による指示のみ対応していたが、日本語によるコンテンツ生成に対応した。実際に試してみた。

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テキスト効果

 「テキスト効果」は、フォントの装飾をテキストで表現してプロンプトとして入力すると、任意の文字にテクスチャとして反映できる。(クリックで拡大)


PC USERを「コンピュータの部品」で表現した(クリックで拡大)

お寿司大好きなのが強く伝わってくる(クリックで拡大)

「焚き火」──暑い……(クリックで拡大)

 テキストの表現力がぐっと増すツールで、非常に可能性を感じるものだ。

生成再配色

 「生成再配色」は、色のイメージをテキストで表現してプロンプトとして入力すると、ベクターファイル形式の素材の色をその通りに変更できるというもの。

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 今回はSVG形式の商用利用可能なフリー素材を配布している「unDraw」に掲載されている素材を使って試してみた。試しに四季を連想する言葉を入力している。


元の色

「春の桜並木」

「真夏の海」

「春の桜並木」

「雪山」

 あまり狙った通りの色は出ていないように見える。ちなみに「Winter」と入れたところ、しっかり冬っぽい色合いになったので、今後のチューニング次第では日本語でもうまく使えるかもしれない。


「Winter」

Fireflyは誰でも無償で体験可能

 FireflyのWeb版(β)は、Adobe IDを持っていればWebサイトにアクセスして無償で試せる。日本語対応で利用のハードルが下がっているので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。クリエイティブ領域における生成AIの可能性を手軽に体感できるはずだ。

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