レビュー

GoogleマップとYouTube Musicに対応したフィットネストラッカー「Fitbit Charge 6」を試す(3/3 ページ)

Googleに買収された、Fitbitのフィットネストラッカー最上位モデルとなる「Fitbit Charge 6」が登場した。従来モデルとの違いや多機能な製品を試してみた。

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Suicaは使えるものの新規発行が必要で移行もできず

 Google マップのナビゲーションは、Fitbit Charge 6の画面上で文字表示によるナビゲーションを行えるというもので、慣れない場所のランニングなどには便利そうだ。ただし、Fitbit Charge 6はGPSを内蔵しており、単独での経路記録に対応しているものの、Google マップのナビゲーションを行うにはスマートフォンが必要だ。スマートフォンでナビゲーションを開始すると、自動的にFitbit Charge 6上でもナビゲーションが表示される。


Google マップのナビゲーションをFitbit Charge 6上で確認できる。GPSを搭載しているものの、利用にはスマートフォンが必要だ

 また、Fitbit PayでのSuicaも利用可能だ。Fitbit PayでのSuicaは、他のモバイルSuicaからは移行できず、新規発行が必要になる。他機種へSuicaを移すこともできないので、Charge 6での利用を中止する場合には、Suicaの払い戻しを行う必要がある。


Suicaも利用できるが、他のデバイスからの移行はできず、新規に発行する必要がある

 Fitbit Charge 6は価格も安く、Pixel Watchほどの高性能は必要ないが健康のために心拍数や睡眠ログ、各種アクティビティーの記録は残したいという人にも向いているデバイスと言える。軽量で邪魔にもならないので、寝るときにスマートウォッチを身に着けるのに抵抗があった人でも使いやすく、気軽に睡眠計測ができるだろう。

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 日中はPixel Watchなどのスマートウォッチ、寝るときだけFitbit Charge 6という使い分けができると良かったのだが、残念ながらFitbitアプリに接続できるデバイスは1台のみとなっている。大した手間ではないので、接続するデバイスを都度切り替えてもいいのだが、この部分は将来的に期待したい。

 なお、Fitbit Charge 6を利用するには、Googleアカウントが必須となった。Googleは2021年にFitbitの買収を完了し、2023年4月からFitbitアプリへのログインにGoogleアカウントを使用するようになった。既存ユーザーは2025年まで移行の猶予があるが、2023年4月以降に発売されたデバイスに関しては、Googleアカウントでのログインしか行えないので注意してほしい。

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