レビュー

カードが少しシンプルに? 「GeForce RTX 4070 SUPER Founder Edition」の外観をチェック

NVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 4070 SUPER」が発表された。同社が自ら設計したグラフィックスカードをお借りしたので、レビューや発売に先駆けて外観をチェックしていこう。

 既報の通り、NVIDIAが1月8日(米国太平洋時間)、新型GPU「GeForce RTX 40 SUPERシリーズ」を発表した。第1弾の「GeForce RTX 4070 SUPER」は米国において1月17日に発売される。

 この記事では、同社が自ら設計したグラフィックスカード「GeForce RTX 4070 SUPER Founder Edition」(日本未発売)を同社からお借りして、レビューや発売に先駆けて外観をチェックしていく。


GeForce RTX 4070 SUPER Founder Edition

集中線入りパッケージは健在

 今までのGeForce RTX 40シリーズのFounders Editionは、面白いギミックの化粧箱に入っていた。

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 今回のFounders Editionも、同じギミックのパッケージ(箱)を採用している。箱を開けると、カード周辺に集中線の入る“映える”デザインを採用している。


パッケージ(箱)の正面は、従来のGeForce RTX 40シリーズのFounders Editionと比べるとちょっとツルツルなような気がする

箱を開けると、カードの周囲に集中線が入っている。エフェクトをかけずとも“映える”写真を撮れる

シックなデザイン

 今回のFouders Editionは、かなりシックに見える。というのも、ボディーは全体が黒色で、側面の「GEFORCE RTX」ロゴ以外は別のカラーが存在しないからだ。

 個人的には「最初からこうすれば良かったのに……」と思うくらいにはカッコいいと思う。


GeForce RTX 4070 SUPER Founder Editionは全体が黒色で、今までと比べると非常にシックである。ともすると「業務用カード?」とか思ってしまうが、筆者からすると、むしろこの方がいい。ちなみに、ファンはカードの裏と表に1基ずつ備えている

側面には「GEFORCE RTX」をロゴが入っている

補助電源は「8ピン×2」相当

 GPU用の補助電源ピンは「12VHPWR規格」のものを1基搭載している。さすがに最近の電源では、大容量モデルを中心に本規格の電源ケーブル(端子)を備えるモデルが多くなった。

 とはいえ、12VHPWR規格のケーブル(プラグ)を持たない電源はまだまだ多い。そのため、従来の8ピンの補助電源プラグとの変換アダプターも付属している。アダプターは「8ピン×2構成だ。本カードのTGP(トータルグラフィックスパワー)は220Wなので、これで十分である。


Founders Editionのご多分にもれず、本カードの補助電源は12VHPWR規格となっている

付属の変換アダプターは「8ピン×2」となっている

変換アダプターをカードに刺してみたところ

映像出力はオーソドックス

 カードは2スロット厚となる。冷却機構がブラケットからはみ出ることもないので、多くのケースに問題なく収まるだろう、カードを支える補強ステーのネジ穴は用意されていない。

 映像出力端子は従来のFounders Editionと同じで「HDMI×1+DisplayPort×3」という構成となっている。


ブラケットは2スロット分。映像出力端子は「HDMI×1+DisplayPort×3」という構成だ

反対側には補強ステーの取り付け部位はない

 GeForce RTX 4070 SUPER Founder Editionの“実力”をチェックするベンチマークテストは、後日改めてお伝えする。楽しみにしていてほしい。

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