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30TB超の大容量HDD量産を実現できた理由に“ブレイクスルー”は無かった Seagateの新技術「Mozaic 3+」を解説(2/2 ページ)

日本シーゲイトが発表会を開き、同社が発表したMozaicプラットフォームについて技術解説と今後のロードマップについて語った。

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全ての製品ファミリーでMozaicプラットフォームを展開

 新妻氏は「Mozaic 3+の高い記録密度は、同じデータセンターの専有面積に対してストレージの容量が倍になることを意味し、二酸化炭素排出量を含めてTCOを最大で約40%削減できる」とし、「現行の16TB HDDを30TB HDDに置き換えることにより、同じ専有面積で容量を100EB(エクサバイト)から187EBに増える」とプッシュした。

 さらに「現行のデータセンターはSSDとHDDの構成比は、おおよそ1:5で推移している。今後もこの傾向は続くと見ている」とまとめた。


Mozaic 3+プラットフォームの高い記録密度により、現状のデータセンターが抱える課題の解決に貢献できる

同じ専有面積で、Mozaic 3+プラットフォーム採用のHDDに交換すれば大幅な容量増を実現する

Mozaic 3+プラットフォームのHDD導入すれば、1TBあたりの消費電力を約40%改善できるという

 最後にゲージ副社長は「当面、PMWとMozaicを共存させていくが、今後はMozaicプラットフォームを全ての当社製品ファミリーに広げていく」と語り、Mozaicプラットフォームの展開に自信を示した。

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Mozaic 3+プラットフォームのポイント

Mozaic 3+プラットフォーム採用HDDのアップ
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