11年ぶりに出会った“本格的”Android搭載液タブ XPPen「Magic Drawing Pad」をプロイラストレーターがレビューして分かったアレコレ:ある日のペン・ボード・ガジェット(2/5 ページ)
XPPenのAndroid採用ペンタブレット「Magic Drawing Pad」を、プロイラストレーターのrefeiaさんが試してみました。
ペンと画面処理はガチ仕様
付属するペンはXPPenの上位機と同様の「X3 Pro」ペンシステムを利用した電磁気センサー式です。自分はXPPenの他の機材は持っていないので確かめられませんが、同社の他のモデルを持っていたり、太いペンの方が好みだったりする人は実際に動くか調べておいてもよいでしょう。
画面はアンチグレアとアンチフィンガープリント処理を施したガラスで、基本的に液タブと同じ処理です。描き味も、他の光沢画面やペーパーライクフィルムとは一線を画す素晴らしい感触です。
12.2型でアスペクト比3:2の画面は、横置きのタブレット端末では手狭に感じやすい縦幅に対してもよく配慮されています。
替え芯も8本付属していて、描き味も二種類から選べます。標準の黒はツルツル寄り、灰色はサラっとした摩擦があります。個人的には灰色が線を安定しやすくて気に入りました。
また、タッチ付きのペンデバイスの宿命として手のひらでの誤爆があると思いますが、本機はホバー範囲内にペンがあれば誤爆しないようになっています。手で描画しない設定ができるアプリならばそれを利用しつつ、基本的には画面に手を置く時にはペン先から入るように手を動かす癖をつけるとよいでしょう。
さらに本機には、タッチをオフにしてペンでしか操作できなくするモードもあります。個人的にはタッチオフの時にタッチ操作しようとしてしょんぼり顔になる事故が多発したため利用は諦めましたが、集中して作業したい人は試してみるのもよいでしょう。
ペンホルダーつきの背面保護カバーも付属します。本機の画面処理を生かすには保護フィルムを貼るわけにはいかないので、画面までカバーできるケースの選択肢があってもよかったと思います。
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