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ワコムペン付属の「ASUS ProArt Display PA169CDV」は高級モバイルディスプレイの王道を行くのか? プロ絵師が試す:ある日のペン・ボード・ガジェット(5/5 ページ)
ASUS JAPANから、ワコムペン付属の高級モバイルディスプレイ「ASUS ProArt Display PA169CDV」が発売されました。その実力の程をイラストレーターのrefeiaさんがチェックしました!
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まとめ
それではまとめていきましょう。
気に入った点
- 質感が高く、格好良いボディー
- 品質の良いアンチグレアと4Kの画面
- キャリーケースが付属
- 立てめから寝かせめまでがっちり設置できる2つの内蔵スタンド
- カラープロファイルが提供されている
- 高輝度表示に対応
難点になりえる点
- エントリー向けのペン性能
- ダイヤルの操作感のチープさ
- 邪魔になりがちなケーブル位置
ProArt Dispay PA169CDVは、「正確な表示を持ち運べる」という意味で非常に貴重なモバイルディスプレイです。高輝度のおかげで理想的な照明でない環境にも対応しやすく、多拠点や出先で制作/調整などをする必要があるときに心強いデバイスになるでしょう。
また、タッチ操作に対応し、ペンも付属しているので必要に応じて手書きをしたり、UIをあちこち追い回したりする必要がある作業などを、マウスやトラックパッドよりも素早くこなすことができます。
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一方で、ペン性能はあくまでエントリーレベルになっており、ペンを使った制作が主な用途の場合にはコストの割り振りがアンバランスです。上記のような本機の強みが必要という事情がなければ、絵を描く用途には液タブを検討するのが順当でしょう。
全体的にペンの利用を強く訴求した高価なデバイスとしては、野心的な作りや感心するような工夫もあるとはいえ、仕様の妥当性や完成度などはまだ少し、詰める余地があると思います。とはいえASUS独特のスタイリッシュなデザインや、所有欲を刺激する上質感は今でもかなり感じます。今後の製品も楽しみにして注目していきたいです。
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