レビュー

約2.5Lのボディーで快適なパワーを獲得! 今度のNUCはひと味違う「ROG NUC 760」を試す(3/4 ページ)

IntelからNUC事業を継承したASUSTek ComputerのゲーミングNUCが「ROG NUC」シリーズだ。ASUS JAPANから発売された国内モデルの実機を試してみた。

高いパフォーマンスと静音性を両立

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。Armoury Crateユーティリティーで設定できる動作モードは、特に言及がない限り「Turbo」で計測した。今回は比較対象として、GPUが同じNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUで、CPUにRyzen 9 7940HSを搭載する「TUF Gaming A15 FA507XV」のスコアも掲載した。


テストに利用した環境

 CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のCPUスコアは、同じCore Ultra 7 155Hを備えたノートPCの水準を大きく上回っており、放熱性能の高さが伺える。3D描画性能のテスト、実ゲームのテストの結果もNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載機として期待される水準通りのスコアをマークしており、申し分ないパフォーマンスだ。

 動作音はボディーの正面5cmの位置から測定したが、Turboモードの高負荷時もそれほど大きな音にならない。少し離した位置に設置すればほとんど気にならないだろう。このあたりはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載のゲーミングノートPCとは一線を画している。

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 消費電力も計測した。外部GPUを採用していることもあって驚くような省電力というわけではないが、通常のデスクトップPCに比べれば省電力であるのは間違いないだろう。


CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア

Blender Benchmark(GPU)のスコア比較

PCMark 10のスコア比較

3DMarkのスコア比較

レインボーシックス シージのベンチマークテスト結果(1920×1200ピクセル/低品質)。240Hz環境でコマ落ちなくプレイできるスコアだ

Far Cry 6(2560×1600ピクセル/高品質)のベンチマークテスト結果

サイバーパンク2077(2560×1600ピクセル/レイトレーシング:低)のベンチマークテスト結果

サイバーパンク2077(1920×1200ピクセル/レイトレーシング:低)のベンチマークテスト結果

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1200ピクセル/最高品質)のモード別スコア

システムの動作音(室温29度/暗騒音35.3dB)。本体正面から5cmの距離で測定

消費電力の測定結果

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