watchOS 11配信開始 睡眠時無呼吸を通知 被写体の位置を最適化する機能も
Appleは9月17日(日本時間)、watchOS 11の配信を開始した。ヘルスケア/ワークアウト機能と使い勝手を向上する機能の改善が主なトピックだ。対応デバイスはApple Watch SE(第2世代)や、20日発売のApple Watch Series 10など。
Appleは9月17日(日本時間)、watchOS 11の配信を開始した。ヘルスケア/ワークアウト機能と使い勝手を向上する機能の改善が主なトピックだ。
Apple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2では、睡眠時無呼吸の兆候を特定し、ユーザーに通知する。睡眠時無呼吸の兆候を検出するため、Apple Watchは正常な呼吸パターンの中断に関連する睡眠時の手首のわずかな動きを加速度センサーでモニタリングし、「呼吸の乱れ」という新しいApple Watchの指標で記録する。ユーザーは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリで夜間の呼吸の乱れを確認でき、呼吸の乱れは高いか高くないかに分類され、1カ月、6カ月、または1年の期間で表示できる。
心拍数や体温などのバイタル情報の履歴を確認できる「バイタル」アプリも利用できる。
目標を曜日ごとに設定できるアクティビティリングは、連続達成記録に影響を及ぼさずにユーザーのスケジュールにマッチする。
Apple Watchの周期記録アプリには、ユーザーの妊娠期間が表示され、妊娠中によく起こり得る症状を記録できるようになった。
独自のアルゴリズムがフレーム内での被写体の位置を最適化して深度感を生み出すことによって最適な構図を見出す他、手首を上げるたびに新しい画像が表示されるようになった。
新たに加わった「潮位」アプリでは、世界中の海岸線とサーフィンスポットの7日間の予測される潮汐情報が分かる。満潮と干潮、上げ潮と下げ潮、潮位と潮の流れの方向、日の出と日の入りなどを、タイムラインにプロットされた状態で確認できる。
watchOS 11の対応機種は以下の通り。
- Apple Watch SE(第2世代)
- Apple Watch Series 6
- Apple Watch Series 7
- Apple Watch Series 8
- Apple Watch Series 9
- Apple Watch Series 10
- Apple Watch Ultra
- Apple Watch Ultra 2
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