レビュー

新型Ryzen AI搭載の「ProArt PX13」はデスクトップPCの置き換えも可能なモバイルPCなのか? 試して分かった夢と現実ある日のペン・ボード・ガジェット(5/5 ページ)

プロイラストレーターのrefeiaさんが、どうしても試してみたかった新型「Ryzen AIプロセッサ」搭載のノートPC「ProArt PX13」を試してみました。

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NPUの真価が分かるのはまだこれから

 また、虎の子のNPUですが、現状では使われているシーンを見かけるのはまれです。カメラ映像に効果をつける「Windows スタジオ エフェクト」を使えば、常時がんばっている姿を見ることができます。


たまたま画面端にいて手を挙げているだけで、手にフォーカスするモードがあるわけではないです

 AMDのRyzen AIプロモーションページで筆頭に紹介されているAmuseというツールでも、わずかに使われていることが確認できます。


グラフをのぞき込んでください。“微粒子レベル”でNPUが使われているのが読み取れるでしょうか

 本機のような強力なGPUを搭載したモデルでは、低消費電力でのバックグラウンド処理ならまだしも、ユーザーの待ち時間が生じるような処理ならばGPUをぶん回した方が良い体験を得られます。また、本機は現時点ではCopilot+ PCではありませんが、後日Copilot+ PCの機能が使えるようになる見込みです。実際にNPUがどれほどうれしいのかがハッキリしてくるのはもうすこし時間がかかるでしょう。

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NVIDIA公式サイトより。これを見ると、50TOPSがみみっちく見えます

まとめ

 それではまとめていきましょう

気に入った点

  • シックでかっこよく、剛性感のあるボディー
  • デスクトップ級のCPU性能
  • GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載
  • 正確な表示用途にも、美しさを味わう観賞用途にも対応できる有機ELディスプレイ
  • 大容量バッテリーの内蔵
  • デスクトップPCの置き換えにもモバイルPCにもなる懐の深さ

難点になりえる点

  • 大きく重たいACアダプター
  • やや癖のあるファンノイズ
  • リフレッシュレート120Hz非対応のディスプレイ

 ASUS ProArt PX13 は、従来では難しかった、小型ノートPCのサイズとデスクトップPC並みの性能を両取りした製品です。小さなボディーから、デスクトップ版の第12世代Core i7とGeForce RTX 4060シリーズに近い性能を引き出すことができます。

 また、コンバーチブル式のディスプレイや大容量のバッテリーによって、タブレットPCやモバイルノートとしての使い勝手も妥協なく確保されています。クリエイティブ用途だけでなく、ビジネスや学習、趣味、コンテンツ消費などのさまざまな使い道において、高い満足感を伴って利用することができるでしょう。

 約43万円と高価ではあるものの、昨今は高性能なデスクトップPCを買えば20万円~、高品質なノートPCを買っても20万円~の時代です。これらを一台で両方がカバーでき、煩雑な接続や設置スペースの問題を解決できるとすれば、約30万円の下位モデルも含めて十分に検討する価値があると言えるでしょう。


 いやー…… 良いですね。自分用のPCにはそんなに多コアのCPUは買わないんですが、それでも少し古いCINEBENCHを動かして大量の枠がザッザッザッと進んでいくのを眺めるのは結構好きです。それがこんなちっちゃいモバイルPCでできてしまうんですね。良い時代になったもんです……。


モバイルPCでも重量級のベンチマークテストがサクサクと動くのは痛快です
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