2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた:USBレシーバー×2が標準で付属(3/5 ページ)
ユニークから販売されている「Rapoo MT760」は、多彩な機能を備えながら実売7980円と手頃な価格を実現した多機能マウスだ。実機を試して分かったことをまとめた。
カスタマイズは専用ツール「RapooOficeDev」を利用
MT760のカスタマイズは、専用ツール「RapooOfficeDev」から行う。一見、ボタンのカスタマイズメニューがないように見えるが、DPI setting、Parameter settingの両方からアクセスすることができる。
DPI settingでは最大7つのDPIプリセット値を編集する。DPIは50~4000DPIまで50刻みで設定可能だ。設定したDPIプリセットは、DPI切り替えに割り当てたボタンを使って切り替える。
Parameter settingではマウスポインターの速度(Windows pointer speed setting)、マウスホイールでスクロールする量、一度にスクロールする量(Windows roller speed setting)、レポートレート(USB report rate)を設定する。
レポートレート以外はWindowsの設定なので、ここで変更するとOS全体に反映される。レポートレートは125Hz/250Hz/500Hz/1000Hzから選択可能だ。
ボタンのカスタムはDPI setting、Parameter settingの両方から行うことができる。カスタムできる操作はキー入力、左右、進む/戻る、DPIボタン、ホイール押下、カスタムボタンとホイール、サムホイールの回転だ。
キー入力の設定はやや分かりづらい。Ctrl/Shift/Alt+テキストフィールド、Winという4つの項目があり、それぞれにラジオボタンが付いている。このラジオボタンがそれぞれCtrl/Shift/Alt/Winの修飾キーを押すかどうかを表し、Altの後ろのテキストフィールド部分が一般キーを表す。
つまり、全てのラジオボタンをオフにした状態でテキストフィールドにF12を押すと(Alt+と書かれているにも関わらず)F12だけが押されることになる。Altとは別の項目として一般キーの枠を作った方が分かりやすいのではないだろうか。
一方でカスタムボタンは底面にあるため、押すときはマウスを裏返さなければならず、有効に活用できる機能は限られそうだ。デフォルトではDPI Reduction Cycle(DPIの設定を逆順で切り替える)が割り当てられている。
その他のDPI関連の機能は、DPI Cycle(DPIの設定を正順で切り替える。標準でDPI切り替えボタンに割り当て)の他、設定が循環しないDPI+/DPI-がある。順次切り替え以外に指定したDPIに直接設定できる機能があってもよいのではないかとも思ったが、DPI Settingは最少1、最多7パターンを設定可能なので、あえて2~3パターン程度で運用していくのがよいのかもしれない。
Switch FunctionではMT760の売りの1つである、Cross-screen switching functionの設定を行う。
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