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2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみたUSBレシーバー×2が標準で付属(2/5 ページ)

ユニークから販売されている「Rapoo MT760」は、多彩な機能を備えながら実売7980円と手頃な価格を実現した多機能マウスだ。実機を試して分かったことをまとめた。

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多彩な接続方法をサポート

 ただ1つ気になった点が、特定条件下でのトラッキング能力だ。最大4000DPIの光学式センサー、最大1000Hzのレポートレートと、ゲーミングマウスクラスのスペックを誇るMT760だが、白い机上に貼った透明なPETフィルム上ではほとんど移動を検知することができなかった。

 フィルムの貼っていない机面ではなにも問題なかったので、リフトオフディスタンスが小さいのかもしれない。デスクマットなどを利用している人は、マウスパッドの導入も合わせて検討した方がよいだろう。

 サムホイールはサイズも大きく、扱いやすそうに見えるのだが、実際の使い心地としてはやや気になる部分があった。まず、静止摩擦が大きいのか、回し始めにやや堅さを感じる。その反面、回り始めると急に軽くなるようだ。

 加えて、サムホイールの位置と軸の方向はもう少し検討の余地があったように思う。MT760のサムホイールはボディーの最頂点にあるので、操作するためにはかなり親指を上に持ち上げる必要がある。かぶせ持ちをする人だと、人差し指の第3関節に触れるくらいの位置だ。

 さらに軸が水平なので、そこから親指を垂直に上下させなければならない。手の大きさや持ち方にもよるが、窮屈だと感じる人が多いのではないだろうか。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies
MT760Lをかぶせ持ちしたところ。個人的にはしっくりくるサイズだがサムホイールの操作は少し苦しい
Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies
MT760Lより一回り小さいMT760Mだと、サムホイールを使う場合は持ち直しが必要かもしれない
Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies
横から見ると分かる通り、サムホイールが最頂部にある。またホイール軸が水平だが、かぶせ持ちでは親指の可動方向とはずれてしまう

 MT760の接続方式は、Bluetooth/2.4GHz無線/有線USBの3つから選べる。Bluetoothは3台までペアリングが可能で、底面のスイッチで切り替えられる。底面中央のスライドスイッチは3ポジションで、上が2.4GHz、真ん中が電源オフ(有線)、下がBluetoothとなっている。

 Bluetoothを選択したときは、左のボタンで接続先を切り替える。その下に接続先のLEDインジケーターが3つあるが、各LED間の間隔が狭く、パッと見でどれが点灯しているのか分かりづらい。このあたりのマーキングは全てデボス加工(文字の彫り込み)のみでインク充てんなどがされておらず、視認性もよくない。

 データ通信可能なケーブルを使ってPCに接続すると、2.4GHz無線/Bluetoothが選択されていても有線接続が優先される。あまり想定されるケースではないかもしれないが、操作対象とは異なるPCから充電だけ行いたい、というときには注意が必要だ。

 その場合は、電源供給用PC側にもとりあえずレシーバーを挿しておけばよい。2.4GHz接続の場合は後述のScreen-cross switch functionを利用しない限り、先に接続が確立したレシーバーが接続先となる。Bluetoothのようにボタンで切り替えることはできない。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies
左はBluetoothのペアリング/切り替えボタン。下に接続先のインジケーターがある。真ん中は接続方式および電源の3ポジションスライドスイッチだ。右はカスタムボタンで、マーキングがデボス加工(文字の彫り込み)のみでインクなどで着色されていないため、視認性がよくない

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