レビュー

オートフォーカスアイウェアの新モデル「ViXion01S」を試す 頭がデカい筆者に対応、その実力は?今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(3/4 ページ)

私の“でっかい顔”でも問題なく装着できるという新モデルViXion01Sの実機レビューをお届けします。

 形状変更と同じく、待ち望んでいた方が多いであろうアップデートが、新たに用意されたアウターフレームです。単に普通のメガネに見た目を寄せただけでなく、任意のレンズを装着できるので、乱視の方もコンタクトレンズ無しにオートフォーカスアイウェアを利用できるようになりました。

 また、ブルーライトカットレンズを入れることもできます。リューターでプラモデルやエアガンの部品などを削るときに、標準で付属する度なしレンズ付きアウターフレームを装着していれば、ある程度は目の付近を守ることができます(強力な工具で加工などを行う際には、専用のゴーグルを必ず着用しましょう)。

 ゴーグルの下にViXion01Sを装着した場合、ゴーグルのレンズが距離センサーをふさぐため、オートフォーカスが誤操作します。サイズ的にはゴーグルの下に装着できますが、正常に動作させるためには距離センサー部に穴を開ける必要があるのでご注意ください。

advertisement

上がアウターフレームあり、下がアウターフレームなし

アウターフレームなしだとこんな感じ。見た目の違和感はありますが、フレームがないぶん開放的。個人的にはこのスタイルで利用したいと思います

ゴーグルを装着すると、距離センサーが誤動作してしまいます

 細かな部分では、右側だけにあった視度調節ダイヤルが、視度調節レバーに変更されて左右に配置されるようになりました。バッテリーは3.7Vリチウムポリマー(150mAh)と同じですが、バッテリー駆動時間がViXion01は最大約10時間だったのに対し、ViXion01Sは最大約15時間に延長されました。

 連続15時間も装着して使う状況はかなりのレアケースだと思いますが、これだけバッテリー駆動時間が延長されれば、出先で充電する必要はまずないでしょう。


上面と下面。視度調節レバーは左右に配置されており、分かりやすく操作できるようになりました。従来モデルは、1つの視度調節ダイヤルで片目ずつ調節する形でした。そのため、例えば家族に教えるのが難しかったので、うれしい改善です

瞳孔間距離の範囲は57~70mmと前モデルから変更はありません

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.