MSIの新型マザーボードは全モデルでThunderbolt 4とWi-Fi 7を装備! Intel Z890搭載製品を発表(2/4 ページ)
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、Intelの最新CPUに対応したマザーボードを発表した。注目モデルと進化点をまとめた。
Thunderbolt 4/5GBASE-T/Wi-Fi 7を全モデルで搭載!
MSIのマザーボードは、多数のヒートシンクやヒートパイプで構成される冷却システム「FROZR GUARD」を装備している。
この名称は、電源部やM.2 SSDなどの部品を効果的に冷却することで「熱から守る」意味に加えて、工具やネジの落下などによる「破損から守る」意味から付けられているという。
今回のZ890シリーズでは、高速インタフェース/高速通信のサポートも特徴だ。Thunderbolt 4対応のUSB Type-C端子を全モデルで備え、上位の一部はデュアルで搭載する。有線LANも最大10GBASE-T、全モデルで5GBASE-T以上を採用している。さらにWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANについても、320MHzのチャンネル幅で最高5.8Gbpsに対応する。
ヘビーなAI活用を視野にいれたATX 3.1電源コネクター
MSI Z890シリーズは、全モデルでATX 3.1/PCIe 5.1に対応する追加の8ピン電源コネクターを実装済みだ。従来のコネクターと合わせて、最大で420Wの電源供給を可能にしている。AIディープラーニング用のグラフィックスカード2枚差しや、次世代GPUを視野に入れた仕様ということだ。
PC DIYを簡単にする「EZ DIY」
組み立てやすさに配慮した「EZ DIY」フィーチャーにも注目だ。中でも、簡単にM.2 SSDを着脱ができる「EZ M.2 CLIP II」や、グラフィックスカードのロック/ロック解除をボタン1つで行える「EZ PCIe RELEASE」、差し込むだけで固定される「EZ ANTENNA」など、従来手間取りがちだった作業を楽にしてくれる。
また、インターネット接続を検知するとドライバーのインストールユーティリティーが起動するなど、セットアップもしやすくなっている。
押しやすい場所に配置されたボタンを押し込むだけで、グラフィックスカードのロックが外れる「EZ PCIe RELEASE」。グラフィックスカード用スロットの補強金具(Steel Armor)の強度も強化された
関連記事
“Arrow Lake”に対応するIntel Z890チップセット採用マザーボードが各社から投入
Intel製最新CPUの“Arrow Lake”に対応したIntel Z890チップセット採用マザーボードが各社から発表された。IntelがNPUを統合したデスクトップ向け「Core Ultra 200Sプロセッサ」を発表 アンロック版は米国で10月24日発売
Intelの「Core Ultraプロセッサ」に、デスクトップ向けモデルがついに登場する。まずアンロック対応版が5製品発売される予定で、2025年第1四半期には同アーキテクチャを採用したモバイル向け製品もお目見えする予定だ。Core Ultra(シリーズ2)にデスクトップ/ハイエンドモバイル向けモデルが登場! これまでのIntel製CPUとの決定的な違い
Intelが、Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)に高性能デスクトップ向けの製品(開発コード名:Arrow Lake-S)を追加する。同時に、高性能モバイル向け製品(開発コード名:Arrow Lake-HX/H)が追加されるAMDの新CPUアーキテクチャ「Zen 5」の採用でRyzen 9000/Ryzen AI 300は強くなった? 特徴や変更点を解説
AMDのデスクトップ向けCPU「Ryzen 9000シリーズ」とモバイル向けAPU「Ryzen AI 300シリーズ」では、新しい「Zen 5アーキテクチャ」のCPUコアが採用されている。同アーキテクチャの特徴をかいつまんで紹介していこう。AMDがビジネスモバイル向けAPU「Ryzen AI PRO 300シリーズ」を発表 高度なセキュリティを搭載し「Copilot+ PC」にも準拠
AMDが、ビジネスモバイル向けの新型APUを発表した。ピーク時に50~55TOPSの性能を発揮するNPUを搭載しており、Copilot+ PCの性能要件も満たしている。【訂正】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.