「Windows 11 バージョン25H2」の開発者向けテストが本格スタート 2025年後半に一般向けリリースを予定:バージョン24H2とコアを共有
Windows 11の次期バージョン「25H2」が、Windows Insider ProgramのDev(開発者)チャネルで本格的に始まった。製品版としてのリリースは2025年後半を予定している。
Microsoftは6月28日(米国太平洋夏時間)、Windows Insider ProgramのDev(開発者)チャネルの参加者を対象に「Windows 11 バージョン25H2」のテスト提供を開始した。同バージョンの一般向け提供は2025年後半となる予定だ。
現行の「バージョン24H2」からのアップデートが前提
Windows 11 バージョン25H2は、2021年10月にリリースされた「Windows 11」にとって4回目の大型アップデートとなる。
本バージョンは、現行のWindows 11 2024 Update(バージョン24H2)とサービスブランチ(コアプログラム)を共有している。そのため、バージョンアップに伴う互換性問題は理論上発生しない。
本バージョンで新規実装/仕様変更されるプログラムは、現行向けの更新プログラムに内包される形で“先行配信”される。「有効化パッケージ(eKB)」と呼ばれる更新プログラムを適用すると、配信済みの新プログラムが有効化され「バージョンアップ完了」という仕組みだ。
これにより、まめに最新のアップデートを適用してきたデバイスなら、通常の月例更新と同じ要領でバージョンアップが完了するようになっている。
一方、Windows 11 2023 Update(バージョン23H2)までの旧バージョンを利用している場合は、この迅速なアップデートプロセスを適用できない。そのため、Microsoftでは、事前に「Windows Update」または「Windows 自動パッチ」を通してデバイスのOSをWindows 11 バージョン24H2にすることを推奨している。
サポート期間は従来通り
Windows 11 バージョン25H2のサポート期間は以下の通りで、従来のWindows 11のポリシーを引き継いでいる。
- Windows 11 Enterprise/Education/IoT Enterprise:正式リリース日から36カ月間
- 他のエディション(Windows 11 Pro/Homeなど):正式リリース日から24カ月間
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