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もはやスマートリモコンの域を超えた? ジョグダイヤルで操作可能な「SwitchBot ハブ3」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

SWITCHBOTのスマートリモコンに新モデル「SwitchBot ハブ3」が登場した。ボディーカラーやジョグダイヤル付きとイメチェンした実機を試してみた。

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本体で「0.1度単位」の温度表示に対応

 次に設定手順を見ていこう。スマホアプリからの設定フローはスマートリモコンとしては至って一般的で、特に迷うところもない。Wi-Fiが2.4GHz帯しか対応しない点なども、従来と同様だ。セットアップが完了したら、名前と置き場所を設定して確定させる。

 この時点ではまだ赤外線デバイスの登録も行っておらず、他の同社製デバイスとの連携設定も未完了だが、前述のように既に本体の液晶画面には温度と湿度が表示されている。またアプリの画面では、これにプラスして室内照度も表示されるなど、温湿度を始めとする環境センサーとしての機能は一通り利用できる。

 ところで従来のハブ2は、小数点以下の温度が表示されないという欠点があったが、本製品ではこれが改善され、0.1度単位まで表示できるようになっている。本来そうあるべき仕様が改められただけとはいえ、継続利用しているユーザーから見ると大きなプラス要因だ。これだけでも、従来モデルから買い替える価値はあるだろう。

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セットアップ画面。まずはSwitchBotアプリでデバイスの追加を選択。「ハブ3」が表示されたらタップする(左)。指示に従って本体のボタンを長押しする(中央)。スマホをデバイスに近づけて接続を完了させる(右)

Wi-Fiの設定を行う。5GHz帯に非対応なのは従来と同じだ(左)。名前を付けた後に設置先の部屋を選択する(中央)と完了だ。この時点で、既に本体から取得した温度/湿度/照度が表示されている(右)

本体側の表示。温度は0.1度単位まで表示できる

 続いて、赤外線デバイスを追加してみよう。もっとも、こちらも一般的なスマートリモコンと手順は特に変わるものではなく、セットアップの画面からデバイスを選び、自動学習か手動学習、もしくは独自のボタン学習のいずれかを選択して、リモコンを登録すれば完了だ。

 ここで登録した赤外線リモコンは、アプリのホーム画面に表示され、そこからコントロールが可能だ。もちろんシーン設定にも対応するのに加え、音声アシスタントとの連携によって、スマートスピーカーから音声で操作することもできる。


まずは本製品のホーム画面で「赤外線リモコン」の「+」をタップし、家電選択の画面を呼び出す(左)。自動学習/手動学習/ボタン学習のいずれかを選ぶ(中央)。まずは自動学習から順に試していくのがよいだろう。リモコンが見つかれば、設定は簡単に完了する(右)

リモコンが見つからなかった場合は、メーカーおよび型番を手動で検索して設定する(左)。それも難しいようならば、リモコン信号を直接ボタンに学習させる(中央)。学習が完了すると、本製品のホーム画面で「赤外線リモコン」の欄にデバイスが表示される(右)

後編ではジョグダイヤル回りの機能を紹介

 以上、スマートリモコンとしての本製品の特徴および設定方法をざっと紹介したが、この段階では温湿度センサーを搭載した一般的なスマートリモコンとほとんど変わらず、本製品ならではの特徴は見えてこない。本製品の売りである、登録した赤外線デバイスなどをジョグダイヤルや物理ボタンを用いて操作できるようになる機能については、次回詳しく紹介する。


ジョグダイヤルで家電を操作できるのは本製品の売りだが、実用性という観点ではやや微妙な面も。これらについては次回詳しく紹介する
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