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創業65周年を迎えるPFUの強みとは? 「ScanSnap」「fi」シリーズに息づくこだわりのモノ作り短期集中連載 その2(3/4 ページ)

スキャナー製品を世界中で展開しているPFUだが、各シリーズに息づくこだわりのモノ作りについて見ていこう。

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最新モデル「ScanSnap iX2500」で目指す世界

 ScanSnapシリーズの新フラッグシップモデルであるScanSnap iX2500は、誰でも簡単に使えることを目指して開発された製品であり、名刺やレシート、写真、書類など、ワンプッシュで操作ができるのが特徴だ。


主に個人/個人事業主向けとなるドキュメントスキャナー「ScanSnapシリーズ」

 A4カラーで1分間に45枚、両面では90面のスキャンが可能であり、スキャンした内容を認識して、書類内容ごとに自動的に振り分けてデジタルデータを個別に管理できる。

 また、ScanSnap Cloudを利用することで、さまざまなクラウドサービスと連携し、自動的に管理を行える環境も構築できる。

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 さらにAI機能を活用すれば、手書きしたメモをスキャンするだけでMicrosoft Copilotがそれを認識して、カレンダーに追加。Outlookと連動したスケジュール管理が可能になる。

 ScanSnap iX2500は、発表から4カ月を経過したところだが、既に新たなアップデートが提供されており、このスピード感も特徴だ。

 iX2500のユーザーは、パブリックスペースに設置されているiX2500にスマホをかざせば、自分が持つiX2500の設定を瞬時に反映して、簡単にスキャンの作業が行えるようになる。スキャンしたデータは設定した場所に保存できる一方、スキャナーからはデータが消えるため、パブリックスペースでもセキュアに利用することが可能だ。本機能は、年内にはサービスの提供開始が見込まれている。

 また、スキャンデータのコンテンツ情報を同期することで、デバイスを問わずに、いつでも同じデータを閲覧できる「Data Sync」を提供予定であり、スマホやタブレット、PCを問わずに、スキャンした情報を閲覧可能になる。


ScanSnapシリーズの新フラッグシップモデルである「ScanSnap iX2500」

このように、別々の書類を一度に読み取ることもできる

A3の書類を折りたたんでスキャンすると(左)、両面を一気に読み取り、見開きサイズで表示できる(右)

名刺をスキャンしてデータベースを作成。それをスマホで閲覧したり、直接電話ができたりする

手書きしたメモをScanSnap iX2500でスキャンすると(左)、カレンダーに追加してくれる(右)

iX2500にスマホをかざせば、自分の設定を瞬時に反映できる

デバイスを問わずに、いつでもデータを閲覧できる「Data Sync」。今後のアップデートで提供される予定だ

用途に適したユニークなモデルも展開

 ユニークな製品としては、オーバーヘッド読み取りモデル「ScanSnap SV600」が挙げられる。製本された書籍や雑誌、付箋紙などが重ね付けされた原稿も破壊せずにそのまま読み取ることが可能だ。

 高被写界深度レンズやライン型CCDセンサー、高指向性LED光源を組み合わせた「VIテクノロジー」を搭載することで、離れた位置から原稿を読み取っても画質のムラを最小限に抑え、均一で読みやすいイメージデータを生成する。

 雑誌などを読み取る場合、ページをめくるだけで自動的に認識され、スキャンボタンを押すことなく次のスキャンを開始できる。

 スキャナー機能を応用して開発されたのが、顔認証付きリーダー「Caora」だ。

 医療機関や自治体の窓口などでの利用を想定したもので、マイナンバーカードや運転免許証などを利用した本人確認を行い、受付業務を簡単/安全に行うものだ。

 顔認証エンジンとOCRエンジンを組み合わせており、マイナンバーカードなどを、搭載した券面撮影カメラで撮影すると共に、本体上部に内蔵したカメラで顔を撮影し、本人であるかどうかを確認する。ICカードリーダーでカード内の情報を読み取って、申請書類などに必要な情報を自動的に記入することが可能であり、申請作業の手間を省くことができる。


オーバーヘッド読み取りモデルの「ScanSnap SV600」

ページの間の影がなく、写真や文字もまっすぐに補正して表示する

顔認証付きリーダー「Caora」。「顔」と「カメラ」を組み合わせて命名した製品名だ

顔認証により、本人確認を行う

窓口ではディスプレイとの組み合わせにより、タッチ操作での利用ができる

ディスプレイの案内で簡単に操作ができる

カード内の情報をもとに手書きをせずに登録できる

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