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創業65周年を迎えるPFUの強みとは? 「ScanSnap」「fi」シリーズに息づくこだわりのモノ作り短期集中連載 その2(4/4 ページ)

スキャナー製品を世界中で展開しているPFUだが、各シリーズに息づくこだわりのモノ作りについて見ていこう。

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ソフトウェアでも差別化を図る

 PFUの製品はハードウェアだけでなく、ソフトウェアでも差別化を図っている。

 「PaperStream Capture Pro Premium」は、帳票OCRでありながら、手書き文字やチェックマークなどを認識でき、帳票一括設定により、専門知識がなくても認識範囲を簡単に一括定義可能だ。認識したいテンプレートと、テンプレートにサンプルで記入した原稿を用意して、スキャンするだけで、後は自動的に設定をしてくれる。

 また、AI-OCRソフトウェアの「DynaEye 11」は高精度な文字認識により、フリーピッチの手書き文字を、99.2%の認識率で読み取ることができる。また、ベリファイOCR機能により、2つのOCRエンジンで認識結果を自動で突合する。この結果を人が確認することで、これまで2人で行っていた手書き帳票の確認作業を1人で済ませることが可能になる。

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 DynaEye 11では、生成AI連携オプションを新たに追加した。これにより、さまざまなフォーマットの請求書を帳票定義不要で、自動的に高精度に読み取ることができるという。


「PaperStream Capture Pro Premium」は、テンプレートとサンプルを用意してスキャンすれば簡単に設定をしてくれる

一括定義できるため、誰でも簡単に設定が可能だ。帳票OCRの導入障壁を下げることに貢献する

手書きの書類をスキャンして読み込むことができる

かなり乱雑な文字も正しく読み取ってくれる

DynaEye 11の生成AI連携オプションにより、異なる請求書の帳票定義が不要になる

請求書の項目に区切りがないような場合でも、定義が不要で読み取ることができる

 次回は、PFUのイメージスキャナーが世界の市場から受け入れられている理由を見ていく予定だ。

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