レビュー

空間オーディオ対応の最上位モデルがフルモデルチェンジ Amazonのスマートスピーカー「Echo Studio(2025年発売)」をチェックした山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

Amazonのスマートスピーカーで最上位モデルに位置づけられるのが「Echo Studio(2025年発売)」だ。フルモデルチェンジした本製品を細かくチェックした。

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 Amazonで発売中の「Echo Studio」は、球形ボディーが特徴のスマートスピーカーだ。従来の同名モデルとは見た目をがらりと変え、Echo Dot Maxなどと同様の球形ボディーを採用しつつ、フラグシップの名にふさわしい性能を備えている。代理店から機材を借用したので、レビューをお届けする。


Amazonのスマートスピーカー最上位モデル「Echo Studio」。同じ名前を持つ従来モデルとは「2025年発売」という但し書きで区別される

球形デザインへとフルモデルチェンジ サイズは巨大化

 Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズは11月にラインアップが刷新されたばかりで、「Echo Dot Max」という新モデルも追加された。これは球形ボディーが特徴のスタンダードモデル「Echo Dot」の上位に相当する製品で、正面にボタンを配置したデザインが特徴だ。

 今回紹介するEcho Studioは、さらにその上位となるフラグシップに相当するモデルで、デザイン自体はEcho Dot Maxとうり二つだが、幅および高さはEcho Dot MaxやEcho Dotの約1.5倍と、そのボディーは巨大だ。

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 球形デザインでEcho Dotよりも大型のモデルといえば、かつての第4世代Echoが挙げられるが、こちらは幅が約144mmだったのに対し、本製品は幅が約155mmなので、さらに一回り大きいことになる。ちなみにこの155mmという幅は、ソフトボールとバレーボールのほぼ中間サイズにあたる。重量も公称で約1632gと、大型のノートPC1台分ほどある。


製品本体。外観は前回紹介したEcho Dot Maxと非常に似ている

背面。ACアダプターを専用ジャックにつないで使用する。他にポートやボタン類はない

500mlのペットボトルとのサイズ比較。背の高さがよく分かる

正面にある音量大/小ボタン、ミュートボタンで基本操作が行える。ボタンは押し込むとしっかりと感触があるタイプだ

付属品はACアダプターとスタートガイドのみと、意外とシンプルだ

前回紹介したEcho Dot Max(右)との比較。その巨大さが分かるだろう

こちらは背面の比較。デザイン的には全く同一だ

ACアダプターの出力は、Echo Dot Max用(右)が22Wなのに対して、本製品は50Wとパワフルだ

 セットアップの手順は、前回紹介したEcho Dot Maxと同じで特に難しい点はない。途中で行われるアップデートの時間を除けば、5分もかからず完了できるだろう。また設定画面についても、少なくとも大分類はEcho Dot Maxと同一だ。


セットアップはスマホのAlexaアプリから行う。自動検出を用いずに一覧から選ぶ場合は「Echoスマートスピーカー」を選択する(左)。オレンジのライトが点灯しているのを確認して次に進む(中央)。Echoが検出されると続いてWi-Fiの検出が行われ、Amazonアカウントに保存済みのWi-Fiが見つかると自動的に接続される(右)

ここでアップデートが行われる(左)。設置先の部屋を選択する。この後、使い方のヒントが表示される(中央)。準備ができれば完了。Alexaアプリのホーム画面に戻ってきちんと追加されているか確認する(右)

本製品のホーム画面。設定項目はどれもおなじみの内容で、前回紹介したEcho Dot Maxとも全く同一だ
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