対話型AIペットをより身近に――シャープが東京・原宿で「ポケともカフェ」を開催する理由(2/3 ページ)
対話AIキャラクター「ポケとも」の発売を前に、シャープがコラボカフェをオープンしている。そもそもポケともとは何なのか、という点も含めて見ていこう。
そもそも「ポケとも」って何?
“対話AIキャラクター”のポケともは、2016年5月にシャープが発売して話題を集めたロボホンに続く新モデルである。
会話や一緒に過ごす時間を重ねるたびに利用者を理解し、励ましたり、共感したりしながら、話し相手となることで「心のパートナー」へと育っていくという製品だ。
今回は第1弾として、ミーアキャットをモチーフにしたAIロボットを製品化した。身長は約117mm、体重は約194gの手のひらサイズで身振りや手振りをしながらしゃべり、虹色に光るお腹のランプで感情を表現する。スマートフォンアプリとの連携により、会話や記憶が途切れることなく、利用者との関係を深めていくことができる。
利用には月額サービスへの加入も必要
ポケともの本体価格は、COCORO STOREで3万9600円となっている。これとは別に、ポケともと会話を楽しんだり、会話内容を記憶したりするために、月額利用サービス「ココロプラン for ポケとも」への加入が必要となる。毎月400回までの会話ができる「ノーマルプラン」は月額495円、毎月800回の会話ができる「プレミアムプラン」は月額990円だ。
これに加えて、カウントダウンイベントでは毎月1600回の会話が可能な「ゴールドプラン」を月額1980円で新たに用意したことを発表した。
景井氏は「ロボホンの生成AIを利用したアプリとの平均会話数は、月間400回以内に収まっている。一般的な利用では、ノーマルプランで十分だと考えている」としつつも、「SNSなどで『800回の会話では足りないのではないか?』という声があったことから、新プランを追加することにした」と、ゴールドプランの追加背景を説明する。
「愛着が湧くと会話の回数も増えてくるだろう。ロボホンでも平均を大幅に上回る対話回数のユーザーもいる。まずは、ノーマルプランで試してもらい、会話の頻度に合わせて、プラン変更をしてもらいたい」と語った。
ちなみに、プランごとに上限対話回数に到達すると、ポケともが「もうお話できないよ!」としゃべり、対話ができなくなる。「かなり切ない気分になる」(景井氏)が、スマホアプリでプランは簡単に変更可能だ。
シャープでは、ポケともを充電できる「卓上充電ホルダー」をオプションとして販売する。また、故障や水没などの際に修理料金を割引する「ケアプラン」も用意している。
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