“Air”の名はだてじゃない 軽量な8K/360度カメラとして大きな魅力を放つ「Insta360 X4 Air」 X5と撮り比べて分かった性能差:武者良太の我武者羅ガジェット道(2/4 ページ)
Insta360 X4 AirとInsta360 X5機能面や性能面でどのような違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
日中の青空シーンでは、X4 AirもX5もほぼ同等の画質
センサーサイズに差があるInsta360 X4 AirとInsta360 X5ですが、画質にはどれだけの影響が出るでしょうか。いくつかのシチュエーションで撮り比べてみました。
まずは日中の撮影データからご覧ください。青空が大きく広がるような、情報量がそこまで多くはないシーンの場合は、スマートフォンの画面だけではなく、43型の液晶テレビやMeta Quest 3といったXRデバイスで見ても、ほぼ差を感じませんでした。
逆光となるシーンを切り出して見比べると、Insta360 X5は太陽の白飛び面積が広く、明るめの露出になっていることが分かります。Insta360 X4 Airは暗い場面の露出で影が目立ちますね。
ダイナミックレンジの数値はInsta360 X5のみ最大13.5 STOPというデータが公開されていますが、Insta360 X4 Airの映像はそこまではないかな、という印象。といっても大きな差はありませんね。
海の奥の滑走路に旅客機が降りてきたシーンをご覧ください。こちらは大型ディスプレイやMeta Quest 3では差を感じました。
こちらも分かりやすいように拡大キャプチャー画像を並べました。砂浜や岩場、水面のニュアンスもInsta360 X5の方が雄弁で、Insta360 X4 Airはレンズの描写が少し甘い、という印象を受けませんか。
しかし、動画として見る分には差が感じにくくなることから、日中に撮影するのであれば、Insta360 X4 Airは十分な戦力となります。
特に移動しているシーンだと、どっちも十分にきれいだと感じませんか。編集時に付与されるブレ補正も強力で、歩いている雰囲気を出しながら雑味を減らしてくれます。
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