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レノボが「ThinkPad」2026年モデルを一挙発表! 12年ぶりの構造刷新やUSB Type-Cの自力交換対応でメンテナンス性も向上(2/3 ページ)

レノボ・ジャパンが、1月と3月にグローバル発表された新しいThinkPadの販売を順次開始する。この記事では、発表された新モデルの概要を紹介する。

ThinkPad X1シリーズ(フラグシップモバイル)

 「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition」は、14型フラグシップモバイルノートPCの最新モデルで、いずれもIntel Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載する。Intelとのコラボレーションによる「Lenovo Aura Edition」を構成するモデルで、12コアGPU(Intel Arc B390)を備えるCPU「Core Ultra X7」も選択可能だ。

 両モデルは一部の構成を除き受注を開始しており、最小構成の標準価格は以下の通りとなる。

  • X1 Carbon Gen 14 Aura Edition:65万4060円
  • X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition:70万7960円

ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition(右)と、先代の「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」(左)

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(ペンはカスタマイズオプション)

 両モデルは先代からボディー構造を一新し、本体フレームをキーボードユニット(Bカバー)とマザーボードで挟み込む「スペースフレーム」を採用した。ThinkPadにおける新ボディー構造の採用は約12年ぶりだという。

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 これにより、マザーボードやバッテリーを取り外さずにキーボードユニットを換装できるようになり、換装に掛かる時間も約90%削減されるという。

 ただし、Thunderbolt 4(USB4)端子と同様に、構造上の都合でキーボードはFRU扱いで、エンドユーザーによる換装は保証外となる。


ThinkPad X1シリーズの2026年モデルでは「スペースフレーム」という新しいボディー構造を採用した。グローバル企業では従業員に貸与するPCを国境をまたいでやりくりする観点から「キーボードを簡単に交換できるようにしてほしい」という要望も多かったそうで、そんなニーズにも応えやすくなった

スペースフレームは、ThinkPadとしては約12年ぶりとなるボディー構造改革だ

マザーボードのコンポーネントを両面実装としたことで、マザーボードの面積を約18%削減し、その削減分をサーマルモジュールの強化(大型化)につぎ込んでいる

冷却ファンのサイズは先代の約1.8倍となり、12コアGPUを備えるCore Ultra X7プロセッサをしっかりと冷やす余力を持たせることができた

スペースフレーム構造を採用した副次的効果として、タッチパッドの面積をより大きくすることができた。なお、先代と同様にカスタマイズ(CTO)モデルではタッチパッドは「ThinkPadトラックパッド(クリックボタン付き)」と「ハプティックタッチパッド」から選択できる

 ポート類は、左側面にHDMI出力端子、Thunderbolt 4端子×2(交換対応)、イヤフォン/マイク端子を、右側面にnanoSIMカードスロット(5G/LTE対応構成のみ)、Thunderbolt 4端子とUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Standard-A端子を備える。

 最軽量構成の本体重量は、X1 Carbonが約977g、X1 2-in-1は約1.15kgとなる。

ThinkPad Tシリーズ(14~16型上位)

 14~16型上位モデルのThinkPad Tシリーズでは、14型の「ThinkPad T14 Gen 7」、16型の「ThinkPad T16 Gen 5」と、14型の薄型「ThinkPad T14s Gen 7」「ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2」の4モデルが登場する。

 いずれも5月中旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は追って発表される。

ThinkPad T14 Gen 7/ThinkPad T16 Gen 5

 T14 Gen 7とT16 Gen 5については、Core Ultra X7を含むCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデルと、Ryzen AI PRO 200シリーズまたはRyzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデルを用意している。特にIntelモデルについては、CPUの最大TDP(熱設計電力)を30Wとした上で、交換/換装が可能なLPDDR5Xメモリモジュール「LPCAMM2」を採用している。

 T14 Gen 7のIntelモデルについては、ボディーカラーとして従来からの「エクリプスブラック」に加えて「コズミックブルー」も選べるようになった。新色はユーザー調査に基づき追加したものだという。

 最軽量構成の重量はT14 Gen 7が約1.27kg、T16 Gen 5が約1.63kgとなる。


左からThinkPad T16 Gen 5(USキーボード構成)、ThinkPad T14 Gen 7のエクリプスブラック(USキーボード構成)、ThinkPad T14 Gen 7のコズミックブルー(日本未発売のUKキーボード構成)

Intelモデルについてはメモリがより高速なLPCAMM2モジュールとなった(AMDモデルについては、先代と同様にDDR5規格のSO-DIMMを採用)

ThinkPad T14s Gen 7/ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2

 T14s Gen 7は、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデル、Ryzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデル、そしてSnapdragon X2 Plus/Eliteを搭載するQualcommモデルから選択可能だ。T14 Gen 7と同様に、ボディーカラーはエクリプスブラックとコズミックブルーの2種類を用意している。


ThinkPad T14s Gen 7(エクリプスブラックの日本語キーボード構成)

 T14s 2-in-1 Gen 2は、T14s Gen 7のIntelモデルをベースに、コンバーチブル式の2in1機構を備えたモデルだ。本体側面に充電対応のペンスロットを備えることで実用性も高めている。最軽量構成の重量は約1.35kgだ。


ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2(USキーボード構成)

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