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PCを道具から“パートナー”と呼べる日は来るか? NECPCが描くローカルAIの未来 「AI×PC DAY 2026」レポート(3/3 ページ)

1~2年で到来するローカルAI時代を見据え、PCは単なる「道具」から「伴走者」へと進化するか? SLMの可能性や最新デバイス、現場の課題を解決する各社のAI活用術を凝縮してお届けする。

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ハードから教育まで「AI×PC」の今後を期待させる展示物

 展示会場では、パネルディスカッションに登壇した各社を含む計20のブースが設けられ、多彩なソリューションが披露された。


こぢんまりとではあるが、NECの他に16社がブースを展開していた

 NECPCブースで注目を集めたのは、カメラ搭載のオープンイヤー型イヤフォンだ。左右のカメラで捉えた映像を元にAIへ質問したり、音声翻訳を行ったりできる。現在はコンセプト段階であり、詳細は後日発表予定だという。


NECPCでは、AI機能を持つカメラ搭載オープンイヤー型イヤフォンを展示していた

上部に配置されたレンズがカメラ、下部がスピーカーユニットだ。左右両側にカメラを備えることで、視認範囲の死角をなくす設計となっている

コンセプト展示でありながら、豊富なカラーバリエーションの展開を予感させる内容であった

 Lightblueは、AIエージェントの簡易構築ツールを展示した。構築の壁となる「高度なプロンプト作成」を自動化。ユーザーが目的を入力するだけで最適なプロンプトが生成され、即座に実用的なエージェントを作成できるのが特徴だ。

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 生成されたプロンプトは自由に編集可能で、微調整も容易だ。また、作成したエージェントを共有することで、コミュニティー内でのナレッジ共有も促進されると担当者は語る。


Lightblueブース

「議事録を作りたい」など短い言葉でプロンプトを作成できる。「どんなプロンプトなら、希望するエージェントを作れるだろうか」と悩まずに済む

 隣接するdivブースでは、AIエージェント構築のための教育プログラムが紹介された。業務を熟知しながらもスキル不足で自動化を断念していたノンプログラマーに対し、自律的な開発能力を授ける。「学習には相応のリソースを要するが、自分専用のエージェントを手にする喜びと、その後の劇的な業務効率化を約束する」と担当者は自信をのぞかせた。


divブース。ノンプログラマーでも、自分の業務に精通していれば、自分専用のAIエージェントを作れるようになる

 各ベンダーの有機的な連携は、ローカルAIの真価を引き出し、AI PC市場をさらなる拡大へと導く。本イベントは、その確かな萌芽を感じさせる充実した内容であった。

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