レビュー

サブスク不要で画面を持たない潔さ Polarの新型フィットネストラッカー「POLAR Loop」を「Fitbit Air」と比較スマートウォッチ ナビ(2/3 ページ)

ポラール・エレクトロ・ジャパンから、液晶画面を持たない完全スクリーンレス設計のフィットネスバンド「POLAR Loop」が登場した。2014年の初代モデルから約10年ぶりのリブートとなる本機が、どのようなユーザーに最適なのかを解き明かしていこう。

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計測の中心となる「Precision Prime」心拍センサー

 POLAR Loopのセンサーは「Precision Prime」(GEN 3.5)と呼ばれる光学式心拍センサーで、赤/オレンジ/緑の3色10個のLEDを使って皮膚表面の血流変化を計測する。複数波長のLEDを組み合わせることで、動作ノイズや皮膚の深さによる誤差を減らしているとのことだ。


背面の光学式心拍センサーには、3色10個のLEDが搭載されている。なお、本体にはこれ以外にLEDがなく、充電中は赤色のLEDが時計回りに回転しながら点灯する

 このセンサーをベースに、24時間の心拍計測/心拍変動(HRV)/自律神経(ANS)の状態/睡眠のステージ、日中のアクティビティーといった一連のデータを記録していく。ディスプレイがないので、計測結果は全てスマートフォンの「Polar Flow」アプリもしくはWebサービスで確認することになる。

アプリで何が見える?

 データの確認はスマートフォンアプリ「Polar Flow」を通じて行う。iOS/Androidの両方に対応しており、追加料金なしで全機能を利用できる。サブスクリプションは不要だ。

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 Polar Flowのホーム画面には、その日の歩数/消費カロリー/活動目標の達成率が時系列に並んで表示される。また、メニューから「アクティビティ」を選択すると、24時間の円グラフでその日の活動を確認することも可能だ。1日の目標活動量は自分の身体情報と生活スタイルに応じて自動設定され、達成率はパーセンテージで確認できる。

 長時間同じ姿勢でいると「低活動アラート」を記録する機能もある。「座りすぎ」などのアラートを出す製品は多いが、どの時間にアラートが出たのか、一目で分かる仕様なのは地味ながら実用的だ。


Polar Flowの活動量画面。左が時系列で並ぶ「ダイアリー」、右が「アクティビティ」画面となる

独特の指標が並ぶ睡眠トラッキング

 睡眠については、3つの独自指標が用意されている。睡眠トラッキングは睡眠を「浅い」「深い」「レム」「中断」の4段階に分けてグラフ表示するもので、入眠や起床の時刻も自動検出される。


睡眠トラッキングは、他のサービスと近い表示だ

 Nightly Rechargeは一晩の回復度を数値化する指標で、睡眠ステータスと自律神経(ANS)の安静化データを組み合わせて算出する。


Nightly Rechargeの画面。睡眠スコアと自律神経の回復度を組み合わせた指標が表示される

 日中活性ガイドは直近数日間の睡眠データをもとに、その日の時間帯ごとの集中力や眠気の変動を予測して表示する機能だ。「午後2時ごろに集中力が落ちやすい」といった傾向を把握することで、仕事やトレーニングのスケジュール立案に活用できる。


日中活性ガイドの画面。直近の睡眠データをもとに当日の覚醒レベルの推移を予測する

 慣れないうちは「ANS(自律神経)の回復」「日中活性ガイド」といった表現に戸惑うが、数字とグラフが淡々と並ぶ画面は、データを自分で読み解きたい人には情報量が多くてありがたい。

 一方、Fitbit AirのGoogle Healthアプリも睡眠ステージの記録と睡眠スコアの表示には対応しており、画面は100点満点のスコアを中心にしたシンプルな見せ方だ。月額1580円の「Google Health Premium」(購入時に3カ月分が付属)に加入すると、GeminiベースのAIコーチが文章でアドバイスをくれる仕組みになっている。POLAR Loop側にはAIコーチに相当する機能はなく、解釈はユーザー側に委ねられる。

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