あの“コトコト音”がさらに進化した65%キーボード「ZEN65」の極上キータッチを試す 真ちゅう製内部構造と約1.5kgの重厚ボディー(2/4 ページ)
Rainy75やCrush80で話題を呼んだWOBKEYの最新作「ZEN65」をレビューする。約1.5kgのアルミボディーに真ちゅう製サウンドキャビティや可変マウント機構を秘め、究極のタイピング音とキータッチを追求した注目の1台だ。
専用ケースは持ち運び用ではなく保護用?
ZEN65はハードシェルタイプの専用ケースに収納されて手元に届く。WOBKEY製品ではおなじみのパッケージ構成だが、ZEN65のコンパクトなサイズに合わせて、既存モデルのケースよりも一回り小さく作られている。
ケースの内部では、布製インナーバッグに包まれたZEN65本体が2本のベルクロベルトでがっちりと固定されている。外箱が簡素な段ボール箱であることを踏まえると、この専用ケース自体が輸送時の保護材を兼ねているのだろう。廃棄される梱包材を減らすという意味ではエコな仕様だが、製品保証書が外側の段ボールに貼り付けられているため、結局どちらも捨てられないのはご愛嬌(あいきょう)だ。
付属品も充実している。中でも、マウント方式の切り替えに使用するPCB用/プレート用のガスケットダンベル2種や、トップマウント用のネジとワッシャーは、ZEN65ならではのアイテムと言ってよい。その他、キープラーやUSB Type-C to USB Standard-Aケーブル、予備スイッチなどが小分けにして収められており、後述する多彩なマウント機構を楽しむためのパーツが最初から全てそろっている。
本体の重量は約1.5kgだ。65%という小ぶりなサイズ感からすると、明らかに重い部類に入る。ボディーには引き続き、A6063アルミ合金のCNC削り出し加工を採用している。
外観の精緻な面取りだけでなく、ボールキャッチやマグネティックポゴピンの正確な嵌合(かんごう)など、ツールレス分解を支える高い加工精度が光る。また、表面の陽極酸化処理はRainy75の180メッシュから220メッシュへと微細化され、より上質で落ち着いたマット仕上げに整えられた。
背面は有線接続と充電を兼ねるUSB Type-Cコネクターのみというシンプルな構成だ(内部には6000mAhのバッテリーを搭載)。一方、底面の中央にはマグネット固定式のネームプレートが備わっており、これを取り外すと2.4GHzワイヤレスドングルの収納スペースが現れるスマートなギミックを採用している。このネームプレート自体も金属製で、ずっしりとした重みがある。
キーレイアウトはファンクション列を省いた5列67キーで、キーキャップには耐久性に優れるPBTダブルショットを採用している。
矢印キーのすぐ上にDelete、End、Page Up、Page Downが縦に並ぶ、65%キーボードとしては比較的オーソドックスな配列だ。
Ultraモデルに搭載されるキースイッチは、Kailh Luna(月華軸)と呼ばれるリニア仕様(押下圧45±10g、ストローク3.5mm、プリトラベル1.8mm)。接続は有線USB、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0のトライモードに対応し、バッテリー駆動時間は公称最大45日を誇る。
また、ZEN65 Ultraではブラックモデル限定ではあるものの、日本語配列も用意されている。これは代理店であるKIBUの、日本市場に向けたきめこまやかな対応の一環と言ってよいだろう。
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