Wacom「Cintiq Pro」に迫る実力 27型4K/120Hzで約30万円のXPPen「Artist Pro 27(Gen 2)」でお絵描きして分かった魅力と妥協点:ある日のペン・ボード・ガジェット(4/4 ページ)
XPPenの大型液タブ「Artist Pro 27(Gen 2)」は、4K解像度と120Hzのリフレッシュレートを備えたハイスペックを持ちながら、スタンドや左手デバイスが付属して29万8000円というリーズナブルな価格を実現しています。本機の実力をrefeiaさんがチェックします。
まとめ
それではまとめていきましょう。
Artist Pro 27(Gen 2)は、全ての面で最上位クラスを目指した液タブです。広色域や描き味に納得しやすいペン、美しいデザインなど、XPPenが以前から得意だった分野に加えて、27型の大画面と4K 120Hzの表示性能、完成度の高まったタッチ対応なども盛り込まれています。
それらの多くのフィーチャーが、上位機として納得できる完成度に仕上がっていて、実際にワコムのCintiq Proシリーズに慣れた自分が使っても、違和感を覚えたり、集中を削がれたりすることなく作業を進められました。
一方で、ベゼルの太さやペンの絶対的な完成度、タッチ対応の熟成度合い、本体の発熱など、比較的広い範囲にわたってCintiq Proよりも少しずつ後れを取っているのは、現行のCintiq Proシリーズが立ち上がった2022年からのタイムラグを考えると、テンションが上がりづらいポイントです。
しかし、Cintiq Pro 27よりもはるかにリーズナブルな、スタンド込みで約30万円の価格を見れば、折り合えないと言うのはワガママな話でもあります。
リーズナブルと言っても安価ではなく、それに恥じないレベルで全体としてよく仕上げられたモデルです。大型液タブで妥協なく制作に取り組みたい人や、何らかの理由で大型のペン・タッチ対応のディスプレイが必要で、高品質なものの選択肢が乏しくて困っていた人は、買って失敗したと思うことは少ない製品と言えるでしょう。
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