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約63gの軽さと高輝度で快適! 4万円台で視度調整もあるスマートグラス「VITURE Pro 2」と8万円台のBeastを比較武者良太の我武者羅ガジェット道(4/4 ページ)

前モデルから大幅進化を果たしたスマートグラス「VITURE Pro 2」が登場。約63gの超軽量ボディと視度調整機構、高輝度ディスプレイを備え、4万9880円を実現した本機の魅力と実力をレビューする。

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スマホや携帯ゲーム機との接続時はコントローラー操作が楽になる

 今回はPCとスマートフォンに加え、VITURE Pro モバイルドック経由でNintendo Switch 2とも接続しました。

 今までのディスプレイグラスと合わせて使った時に理解していたことですが、スマートフォンや携帯ゲーム機と組み合わせると、重量のあるデバイスを目の高さに持ち上げ続けなくていい、というメリットがあります。

 本体とコントローラーはテーブルの上や膝の上に置いたまま操作して、映像は目の前に表示できますから。長時間遊ぶほど、この差は大きく感じましたね。

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 内蔵スピーカーは明瞭感を重視したチューニングでした。映画やアニメではせりふをはっきり聞き取れます。低音の量感もそれなりにあり、静かな部屋であれば、別途イヤフォンを用意しなくてもエンタメコンテンツを楽しめます。


HARMANのロゴはなくなったが、スピーカーユニットはサイズ含めて他モデルと同等のパーツかもしれない

 ただし、周囲が騒がしくなると音は埋もれますし、そもそも音漏れはあるので、新幹線の中など、周囲に人がいる場所ではイヤフォンを使った方が安心です。

PC用モバイルディスプレイならBeastが強い

 画面の広さはディスプレイグラスとしては一般的であり、上位モデルのBeastにはおよびません。VITURE Pro 2の視野角は50度、VITURE Beastは58度ですから。

 この8度の差がどこで効くのかは、PCにつないだときにはっきりしました。前述したように、Googleドキュメントのように文章を見て、読んで、書く分にはVITURE Pro 2の50度でも困りません。


特徴的なVITURE Beastの光学部。周囲を覆っているため、映り込みが極めて少ない

 事情が変わるのは、画像編集や動画編集などのクリエイティブ系アプリを使うときです。コンテンツそのものだけでなく、ツールやパレット、タイムラインなども画面内に並びます。VITURE Pro 2では小さなモバイルPCを使っている時のように窮屈さを感じます。

 そこでVITURE Beastへ掛け替えると、58度という視野角の広さが効いてきます。しかも3DoFによる画面の方向固定とSmooth Followを利用できるところも良いです。

 ディスプレイグラスによる仮想マルチウィンドウが可能になるので、例えば左側で資料用のPDFファイルを開き、中央で原稿を書き、右側にメッセンジャーウィンドウを表示することで、ウィンドウを開いたり閉じたりせずに仕事が進められる。これは便利ですよ。Smooth Followがあるから、頭の動きに対する画面の追従も滑らかですし。

 もっとも、Beastの58度でも一般的なディスプレイと同じ感覚にはなりません。ディスプレイはパネル部と目との距離によって視界のかなりの範囲を画面で埋めることができますが、ディスプレイグラスでは周囲の現実空間も視界に残ります。仕事中に画面内の情報だけに集中できるかどうかでいうと、筆者はまだ物理ディスプレイの方が楽だと感じましたね。

家族全員で使えるメリットありで5万円以下

 あらためて記しますが、VITURE Pro 2の価格は4万9880円です。筆者にとっては「高いようで安い」と感じるプライスです。これまで同等クラスのディスプレイグラスを体験してきましたが、その頃と比べて、半導体などの調達相場も、日本を取り巻く為替環境も変わっています。


周囲の映り込みを防ぐシェードが付属する

 しかも価格を下げるためであっても、視度調整機構は入れてきた。このスマートグラスは自分専用ではなく、家族で使い回せるのです。


ケースはVITUREシリーズでほぼ共通。シェードをつけた状態でも入れやすく、余裕のある作り

 金額だけを見れば、約5万円の周辺機器は高いものです。決して気軽に買えるものではありません。それでもVITURE Pro 2を手にすれば、この価格以上の良い体験ができること間違いありません。

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