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スパムメールが待ち遠しい――動画で解説するiPhoneの魅力(前編)“時代遅れ”の端末がスゴイ理由(2/2 ページ)

iPhoneのレビューはそこかしこで読めるようになったが、この製品の魅力は実際に触ってみないと分からない部分が多い。動画を交えたレビューで是非iPhoneを疑似体験してほしい。

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迷惑メールが待ち遠しくなる

 実用主義者の人からは、「iPhoneは“遊び”ばかりで、実用性が低そう」といった声が聞こえてきそうだ。だが、本当にそうだろうか?

 私にはiPhoneを使い始めて100%価値観が変わったことがある。それは迷惑メールを受信することの不快さだ。1日に数百通(多いときは千通を超える)届く迷惑メールは、これまで憂鬱の種でしかなかった。

 iPhoneで初めてメールを受信したとき、OS Xを採用していると言いながらも、Mac OS XのMailの売りの1つでもある迷惑メールフィルタ機能が用意されていないことにガッカリした。正直に告白すると「これでは使い物にならない」というのがiPhoneのメールを使った時の第一印象だった。しかし、実際に使い始めてみると、迷惑メールの削除が気持ちよくできることに驚かされた。

 迷惑メールのタイトルの上に指を置き、右に向かってなぞるように動かす。すると赤い「Delete」というボタンが表示される。ボタンを押すと、まるで「ダルマ落とし」の段が抜けるようにして迷惑メールが消え去る――この感触がなんとも心地よい。

 たまにタイトルを押した時点でiPhoneが反応し、迷惑メールの本文が表示されてしまうこともある。そういう時は、画面の下に表示されるゴミ箱のアイコンを押せばいい。にくらしい迷惑メールがゴミ箱の中に吸い込まれるようにして消えていく。これまたこれで気持ちがいい。

メールの削除方法は3種類。1つめは、タイトルを左から右になぞって「DELETE」ボタンを出す方法(写真=左)。2つめは「Edit」ボタンを押して、タイトルの左側に「−」ボタンを表示させる。ここで「−」ボタンを押すと「DELETE」ボタンが表示される。左手でマイナスボタン、右手で「DELETE」を押す形で連続してメールを消去できる(写真=中央)。3つめはメールを開いた状態で、ゴミ箱ボタンを押す方法。メールがシューっとゴミ箱に吸い込まれるようにして消えていく(写真=右)

 迷惑メールを、まとめて処分したいときにはメール一覧の右上に表示される「Edit」というボタンをクリックする。するとメールタイトル一覧の左側に「−(マイナス)」マークが表示され、これをクリックすると「DELETE」ボタンが表示される。左手でマイナス、右手で「DELETE」ボタンを押す、という作業で結構、簡単にメールを削除できてしまう。この感触が、まるで「プチプチ」を潰すようで、なんだか気持ちがいいのだ。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 実際、迷惑メールを消しきってしまった後は、「もう10通くらい迷惑メールが来ないものか」と待ち遠しくなるところすらあった。

後編に続く

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