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Atom搭載のEee PCとEee Boxに触ってみたCOMPUTEX TAIPEI 2008(2/2 ページ)

COMPUTEXのASUS Eee PCブースでは、発表されたばかりのAtom搭載Eee PCに加えて、デスクトップ版のEee Boxも展示中だ。さっそく実機を試用した。

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ノートの次はデスクトップに「Eee」ブランドを投入

Eee Boxは液晶ディスプレイの背面にマウントすることもできる

 Atom搭載の新型Eee PCと人気を二分していたのが、デスクトップ版のEee PCとしてASUSが投入する「Eee Box」だ。Wiiに似た小型ケースを採用した重量1キロ程度のデスクトップPCで、台湾では6月末に発売されるという。Eee PCと同様、OSにLinuxとWindows XP Home Editionを採用したモデルが用意され、価格は300ドル以下(米ドル)としている。

 展示機のCPUとチップセットは、Atom N270(1.6GHz)とIntel 945Gシリーズ(おそらくIntel 945GSE Express+ICH7M)を組み合わせており、基本的な仕様はEee PCの中身を小型デスクトップPCに載せ替えた印象だ。メインメモリは最大2Gバイト、ストレージは80Gバイトか160GバイトのHDDが用意され、光学ドライブは内蔵していない。

 ネットワーク機能は有線LAN、IEEE802.11nの無線LAN、Bluetoothが搭載可能だ。また、展示機はSDメモリーカードやメモリースティックに対応したカードスロット、DVI-I出力、4基のUSBポートを備えていた。

 COMPUTEXの前から製品仕様や写真が出回り、話題を振りまいているEee Boxだが、ファーストインプレッションは確かにWiiに似ているというものだった。既存の人気製品に似たデザインについては賛否両論あるだろうが、ここまで小さなデスクトップPCでメジャーな製品は、まだアップルのMac miniくらいのものなので、場所を取らない据え置き型のセカンドPCとして欲しがるユーザーは少なくないだろう。

白ベースのボディにLEDが青く光るデザインはWiiを思わせるが、Eee Boxには複数のデザインパターンやブラックのモデルが用意されるようだ(写真=左)。前面のカバーを開くと、2基のUSB 2.0ポートとヘッドフォン、マイク、メモリカードスロットが現れる(写真=中央)。背面にはDVI-I出力や2基のUSB 2.0ポート、有線LANの端子などが並ぶ(写真=右)。電源はACアダプタで供給する仕組みだ

Eee Boxは、ASUSの19/22/24インチワイド液晶ディスプレイと組み合わせて展示されていた

 そのほか、同ブースではEee PCやEee Boxと組み合わせることを想定した周辺機器も多数展示されていた。どれもコンパクトサイズにこだわっており、Eee PCのユーザーでなくても注目しそうなアイテムが多い。

 周辺機器の中では、新型Eee PCの発表会でも大々的に紹介されたワイヤレスコントローラの「Eee Stick」が目立っていたが、これをEee Boxと合わせると、まさにWiiそっくりになってしまうのではないか、と余計な心配してしまう。Eee Stick自体は、ゲーム用途をメインに、PCの入力機器としてさまざまな可能性があると思うので、日本市場にも投入してほしいところだ。

両手で握って十字キーとアナログスティックを操作するワイヤレスコントローラの「Eee Stick」は、USB接続されたPCと2.4GHzの無線で通信する(写真=左)。まるでUSBメモリキーのような小型軽量のワイヤレスマウス「MS-71」(写真=中央)。小型の無線LANアクセスポイント「Eee AP」はIEEE802.11g/b準拠だ(写真=右)

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