米Intelは3月16日、AMDに対し、AMDが2001年に同社と締結したクロスライセンス契約に違反したとの通知を行った。
Intelは、AMDから3月4日に分離独立した半導体製造の新会社GLOBALFOUNDRIESはAMDの子会社ではないため、2001年のクロスラインセンス契約は適用されないと主張。同社はまた、AMDとATIC(AMDと合弁でGLOBALFOUNDRIESを所有する企業)の取引も、IntelとAMDとの機密保持契約違反だとしている。
またIntelはAMDに対し、今回の違反に関連する部分の契約を公開するよう求めたが、AMDがそれを拒否しているという。Intelは、AMDの契約違反により、同社へのライセンスを差し止める可能性があるとしている。
Intelのブルース・スウェル上級副社長兼法務担当役員は、「AMDはIntelの合意なく、Intelのライセンス権をサードパーティーに一方的に広げることはできない。10月からAMDに対し懸念を表明しているがうまくいっていない」とコメントした。
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