5色展開になったお手軽モバイルノート――「VAIO type S」:2009年PC夏モデル
コストパフォーマンスに配慮したモバイルノートPCの「VAIO type S」は店頭モデルのラインアップを1モデルに集約。直販モデルには女性向けの新色も追加した。
直販モデルの新色は「サンシャインゴールド」
ソニーは、13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載のモバイルノートPC「VAIO type S」の2009年夏モデルを発表した。店頭販売向けにスターシルバーのボディカラーを採用した「VGN-SR73JB/S」を4月18日に発売する予定だ。2009年春モデルでは2色展開だったが、サクラピンクのモデルは省かれている。Office Personal 2007を搭載し、価格はオープン、実売価格は17万円前後と予想される。
新モデルの特徴は、ほかのVAIOノートと同様、OSの変更とメモリの増量だ。プリインストールOSのWindows Vista Home Premium(SP1)は32ビット版から64ビット版に、標準のメインメモリは2GバイトPC2-6400(1Gバイト×2)から4GバイトPC2-6400(2Gバイト×2)に変更された。メインメモリの最大容量は8Gバイト(4Gバイト×2)だ。
それ以外の仕様は2009年春モデルとほぼ同様だ。CPUはCore 2 Duo P8600(2.4GHz)、チップセットはIntel GM45 Express(Intel GMA 4500MHDグラフィックス内蔵)、HDDは320Gバイト(7200rpm)、光学ドライブは1層DVD±Rに8倍速、DVD±R DLに4倍速で書き込めるDVDスーパーマルチ、13.3型ワイド液晶ディスプレイは1280×800ドット表示の光沢パネル(クリアブラック、LEDバックライト、ARコート)を装備している。
ネットワーク機能は、100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト準拠)の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、56kbpsのモデムを搭載。インタフェース類は、USB 2.0×2、4ピンのIEEE1394、アナログRGB出力、サウンド関連、FeliCa 1.0ポート、メモリースティックPROスロット、SDメモリーカード(SDHC対応)/MMCスロット、ExpressCard/34スロット、有効131万画素のWebカメラ、指紋センサを備えている。ただし、TPMセキュリティチップは非搭載となった。
本体サイズは315(幅)×233.8(奥行き)×24.9〜34(高さ)ミリ、重量は約1.95キロ。公称のバッテリー駆動時間は標準で約5.5時間、オプションのバッテリーパックLであれば約8.5時間を確保する。
なお、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは、女性をターゲットにした新色のサンシャインゴールドが追加された。従来同様、サクラピンク、ナイトブラック、チタングレー、スターシルバーのカラーも選択でき、カラーバリエーションは合計5色に増えている。
また、Celeron 900(2.2GHz)のCPUをはじめ、最大8Gバイトのメモリ(4Gバイト×2)、256Gバイト/128GバイトのSSD、500GバイトのHDD(5400rpm)、Mobility Radeon HD 4570(グラフィックスメモリは512Mバイト)の外付けGPU、64ビット版のVista Ultimate(SP1)/Home Premium(SP1)/Business(SP1)なども選べるようになった。価格は11万9800円からだ。
VAIO type S店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO type S | VGN-SR73JB/S | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 4096MB(DDR2) | 320GB | 64ビット版Home Premium(SP1) | 17万円前後 |
VAIO type S店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO type S | VGN-SR73JB/S | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.95キロ |
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